驚愕と偶然
弟とともに席につくと、朝ご飯が運ばれてきた。
礼を言い、箸を掴むとご飯を食べ始める。
母は台所で片付けを済ませ、椅子に座りテレビを見ていた。
「時に弟よ。今日帰ってきたらバドスピでもやろうじゃないか。」
弟に話しかけると、弟は目玉焼きを咥えながら
「なんでそんなテンション高いんだよ……まあいいよ。でも、今日もちょっと帰るの遅れるよ?」
俺は高一で直隆は中二だ。おそらく部活があるのだろう。
「そうか。こんな寒いのに部活とは、大変そうだな。」
直孝はバスケ部で、レギュラーに入っている。
新人大会に向け、本腰を入れて練習してることだろう。
というか、本当に寒い。もう秋か。
なんとなく気になり、テレビに目を向けると、秋冬の寒さ対策が放送されていた。
おすすめグッズなども紹介されており、目星をつける。
なんたって寒さは眠りの敵だからなぁ。
そう思いながら、テレビを見ていると、天気予報に移り変わる。
ここら辺の地域の街や自然などの風景を放送しているようだ。
そこで、目を奪うような美しさの少女を見つけた。
美しく、短い銀髪と引き込まれるような碧眼を持ったその少女は
さっきまで、夢の中で見ていた少女だった。