7章までの人物紹介
外見なども記した人物紹介が欲しいというリクエストがあったので、ここに大雑把ながら掲載しておきます。
人物紹介
序章
割木明=魔神ワラキア=キラー
主人公。24歳くらい。中肉中背でややボサボサした髪形。初期はさらに野暮ったい印象だったが、変装のために現在は美化120%されている。
大雑把な性格で他人に甘く、自分にはもっと甘い。そのくせトラウマによって警戒心だけは高い。
他者の前で無防備な姿をさらす事が心の傷になっていて、自己を最大限まで強化し、さらに服にまで付与している。
これらを人前で脱ぐ事は同郷の前でも忌避しており、なるべく着衣で過ごす。
現在は農民風の服装にカタナを下げた、怪しい風体になっている。
アンサラ編
相川忍
13歳でこの世界に召喚された少女。現在16歳。
おかっぱと言う方が近いボブカットの黒髪で、小柄な体格。胸は極限まで薄い。
小柄なのは成長期に戦場と言う極限状態に置かれた影響の成長不良。さらに戦争が終わる頃には成長期が終わっていて、将来性は実は絶望的。
鍛え上げた一流の剣技と平均以上の魔法を使いこなした戦場の有名人。
本人はキリッとした女騎士を目指していたが、本質はドジッ子。しかもお人好しで頑固。
騎士だった当時はミニスカニーソで装飾の多い騎士服を愛用していたが、現在はホットパンツ主体の活動的な服装を好む。
現在は二刀流のスタイルをしているが、背が低いため腰から下げた剣の鞘が地面に付きそうになっているのが悩みの種。
腐の心得を転移者の先輩に教わっていたらしい。
サリー
八百屋の看板娘。人間族。現在18歳。シノブと対照的に背はそれなりに高く、メリハリの効きまくった体型をしている。
明るいブラウンのウェーブのかかった髪を襟元でまとめて、背中の中ほどまで伸ばした一般的な髪形。
野菜類は冒険者達にも加工して卸していたため、人脈が広く、屈託のない性格のおかげで人気も高い。
そのせいで面倒ごとに巻き込まれる事も多く、今回も例に漏れず巻き込まれている。
ウォーケン
超が付くほど腕のいい鍛冶屋。ドワーフ族。年齢は100歳を超えているが、実はドワーフでは中年程度。
シノブよりやや低い身長だが、シノブより3倍は重そうな体格をしている。
気難しい性格だが義理堅く、見込んだ人間には結構甘い。アキラの付与の腕を見込んでしばしば依頼を発注していた。
戦闘能力もかなり高く、冒険者や騎士からも信頼は厚い。
彼の鍛えた剣を持つことが、アンサラでは一定のステータスになる程だった。
ラッセル
シノブの副官だった騎士。人間族で二十歳半ば。
常識人ではあるが故に冷静な判断力を持つ。主にシノブの尻拭いをさせられていたが、彼女の事は嫌いではない。
アロンの侵攻の際、シノブが単独で足止めの時間を稼ぎに行ったことを知り、今では崇拝すらしている。
領主の後任のグラッデンが主戦派で召喚者嫌いのため、今では胃の痛い思いをしている。
現在は南方砂漠へ、グラッデンの副官として派遣中。
キフォン編
須郷克一
15歳でシノブと同時に召喚された槍使いの少年。現在18歳。
長めの髪をぞんざいに縛った髪型で、細身だがしなやかな体型をしているそこそこイケメン。
能力値の知力がやや低い影響か、記憶力に微妙に難が出ている。そのせいか、過去にあまり学ばない。
平時はやや気取った口調を好むが、慌てるとあっさり崩れる。
槍術は一流と呼んでふさわしい技量を持っていて、魔力が低いながらも緻密に魔法を使いこなし、隙を補う戦い方をする。
ガロア
禿頭で身長2mを超える豪放磊落な冒険者……に見えて結構腹黒い。トロール辺りに見えない事も無いが、驚くべきことに実は人間。
意外とキフォンの事を想っており、そのために市長やアンサラ領主レナレスと結託して暗躍している。
戦闘能力はカツヒトと互角。シノブには惜敗した。
手当たり次第に勝負を挑み、『川辺でケンカして仲間になる不良』よろしく、縁を結び仲間を集っている。
レナレスの手紙により、シノブの後見役を引き受けた。
リディア
キフォンの宿屋の娘。祖母の住む村へ遊びに行っていた所を山賊に襲われ、アキラとカツヒトに助けられる。
命の恩人である二人には感謝しており、非常に懐いている。
彼等との邂逅後、キフォンは大火災に襲われたため、宿の立て直しのために祖母も同居する事になった。
ニブラス編
パリオン
土妖精族の武器屋のジジイ。
商売っ気が欠片も無いので店は閑古鳥が鳴いている。
モリス
湖畔の町ニブラスの網元。ドワーフっぽいが一応人間。
がっちりと装甲の施された頑丈な漁船を持っていて、シーサーペント退治をアキラ達に依頼した。
一人娘のトリスを溺愛している。
トリス
モリスの娘。
彼女とカツヒトが出会わなければ、大惨事は起きなかったであろう。
その後、浜辺で謎の釣竿を入手し、メキメキと漁師としての頭角を現していたりする。
クジャタ編
リニア
小人族の少女(?)。108歳。
小人族の特徴として、身長が1m程度と低く、俊敏で精神力が高い。半面魔力に致命的な欠陥を持っているにも拘らず、スキルが水系魔法とちぐはぐ。
【識別】スキルの上位である【看破】を持っているため、アキラの能力に気付いた。
長年一緒に旅をしてきた相棒をバトルフリークな盗賊に殺されたため、復讐の力を得るためにアキラに近付く。
半ば行き倒れだったが、アキラと出会った頃は実はまだ余裕が残っていた。だがその能力を見抜いて必死に纏わりついていたのが実状。
彼女の持っていた『隷属の首輪』は、コーネロとイライザの父から購入していた。ついでに違法アイテムを取り扱っていた事を、法的機関にリークしたのも彼女だったりするので、元凶でもある。
復讐を終え、アキラの奴隷として収まる。
イリシア=エル=ニブラス
ニブラスの現領主であり、遠見の巫女と称される令嬢。人間族で17歳。
動きにくいひらひらしたドレスを好んで着る、金髪碧眼の美少女。シノブと違ってスタイルは良い。
彼女の持つ【千里眼】=遠視と、【ダウジング】=霊視に見通せない物はないとまで言われている。
この能力を使い召喚者の顔と名前を本国に伝える役割をしていたが、その後の『処理』までは監視していなかった。
魔神ワラキア=キラーの事は【ダウジング】で知り、【ダウジング】では文字情報しか出てこないため、魔神の名前が妙に変質しているのは、その影響。
純粋な箱入り娘で、魔神討伐に部下を引き連れてクジャタに向かった所、盗賊に襲われて死にかけ、現実を知る。
独立運動派とアロンの狭間で葛藤しているのが現在の悩み。
アルフレッド
イリシアに使える騎士。20歳くらい。
金髪碧眼の美青年だが剣の腕はそこそこ……のはずなのに、見せ場があまりない。
代々ニブラス家に仕える忠臣であると同時に、イリシアには微妙な恋心を持っていたり、いなかったり……
南方魔王編
ノーマン
イリシアの後見人でアロンの有力者。
彼女が幼い時からの知己であり、心の底から彼女を心配している。
心配のあまり、勇者と呼ばれる男ウェイルを呼び寄せようとした。
ウェイル
現状名前だけ登場している、絶圏と呼ばれるほど高い受け流し能力を持つ勇者。
勇者と呼ばれる存在は、ファルネア・トーラス・アロンにそれぞれ1人ずつ、計3人いたが、トーラスの勇者は20年前の魔王戦で戦死している。
その戦闘能力は転移者達を遥かに超え、魔王すら上回ると言われている。
魔法すら切り裂く魔剣ヴァルムンクを所持しているらしい。
グラッデン侯爵
ファルネア帝国の純血主義者。故に転移者を忌み嫌っている。
好戦的かつ残虐な性格で知られる。
実はアンサラの部下の大半は離反済み。
シュルジー
現状名前だけ登場している、鉄壁と呼ばれる能力を持つ勇者。
絶対的防御力故に召喚者すら寄せ付けず、魔王戦では勇者たちの中で防御を一手に受け持っていた。
当時のシノブの攻撃でも傷一つ受けなかった実績を持つ。
魔王ガルベス
出落ち担当。
ルアダン編
禿げたギルド職員
下っ端だが、実は調停能力が高い。
冒険者『グランドドラゴン』
中堅冒険者で、発掘はメインではない分、やや貧乏。
だが、気前は悪くない。
冒険者『ジード』
モヒカンヘッドが素敵な武闘派冒険者。なぜか腹マイトなる装備も持っている。
冒険者『ジャッカル』
右腕はここにあr(ry
ルアダン編-2
ダーズ
ダリル傭兵団の幹部。見かけは山賊だが交渉能力に長ける。
シノブとカツヒトの襲撃に頭を悩ませ、アキラへ武器修復の依頼を出した。
コーネロ
奴隷商人の息子。弱い時はへりくだるが、立場が強くなると高飛車になる性格。
イライザ
コーネロの妹。さらにヒステリックな性格をしている。
マテウス
キフォンの市長。ガロアと共に中部独立を企む、腹黒紳士。
ダリル
ダリル傭兵団のボス。
黒髪で目の細い、痩せ気味な男。剣の技量だけならシノブすら超える腕を持っていたりする。
剣、槍、斧、果ては鋼線なども使いこなすオールラウンダー。