のほほんラブラブCROW記。【梨椎双子がのほほんとラブラブ(?)喋ってるだけ。たまに風】
ここは惑星アースの文明が始まる以前の地球ーー惑星クロウと呼ばれる文明世界である。
惑星アース出身である梨椎世槞と紫遠の双子は、ここ惑星クロウのファウナスクレア神聖国にて本編そっちのけでのほほんと暮らしていた。
世槞「暇だなー」
紫遠「だね」
世槞「『影操師ー惑星CROWー』の舞台へあがってから、『短編集。』に出演してないからなぁ、私たち」
紫遠「そもそも、短編集。に出演する意味がわからないよ」
世槞「まぁアレ(短編集。)は影操師シリーズの宣伝と、そして作者ロコの悪ふざけの産物だからなぁ。私たちキャラクターはただ利用されてるだけだわ」
紫遠「だね」
世槞「……おい、紫遠。暇だからさぁ、お前なんか一発芸やれよ」
紫遠「ごめん。僕、そんなキャラじゃないんだよね」
世槞「じゃあどんなキャラなんだよ」
紫遠「いわゆる美少年キャラ」
世槞「自分で言うか」
紫遠「ここはパラレルだから、それくらいは平気でしょ。美少年ってのも事実だし」
世槞「作者は美少年が大好物だもんなぁ」
紫遠「その発言だけ聞くと、作者は危ない人だね」
世槞「実際、危ないと思う。仕事中に小説の妄想を膨らませてニヤニヤする人だから。つーか早く一発芸やれって」
紫遠「そんなに求められても。……あ、得意技みたいなものはあるよ。披露してあげようか?」
世槞「マジか。どんな得意技?」
紫遠「1分以内に姉さんの首筋に20個のキスマークを付ける」
世槞「…………。」
ラファ「やるんだな? マジでやるんだな? 俺の目の前で」
世槞「いたのか、ラファエル」
ラファ「さっきからずっと。こいつ(紫遠)がずっと俺の存在を無視してただけ。つーかやるの? シオン、その得意技を」
紫遠「準備はいつだって万端さ」
世槞「うーん……本当にそれで良いものか」
紫遠「姉さんが執拗に求めてきたんじゃないか。僕はただ、君の要求に答えるだけ」
世槞「そもそも一発芸じゃないし……。第一、なんで当たり前のように私にキスマーク付けようとしてるわけ?」
紫遠「ほら、『惑星CROW』本編でさ、今僕らの関係ってかなり良いじゃない? 一線はまだ越えてないけど、かなりラブラブじゃない? だからキスマークくらいは許されるかなって」
世槞「私と一線越えること前提の物言いだな」
紫遠「うん。僕、今かなりウズウズしてる」
世槞「ウズウズすんな」
紫遠「はっきり言おうか?」
世槞「言うな」
紫遠「君を抱きたくて仕方ないよ!!」←魂からの叫び。
世槞「あー、それをオブラートに包んだ台詞が『惑星CROW』本編にも何回か出てマスヨネ。それに胸ならすでに触られてるし舐められてるし。あははははははははははははははははは」
ラファ「へー。あんた(世槞)愛されてんなぁー。早く抱かれてやれよ」
世槞「ラファエルが冷静すぎて怖い。一応言っときますけど、私とこいつ(紫遠)は血の繋がった実の姉弟だからね?」
ラファ「別にいんじゃね? それが作者の性癖だし」
世槞「作者怖い」
紫遠「逆に僕は作者に感謝してるけどね」
世槞「 だ ろ う よ 」
紫遠「作者の弟狂いの性格はもはや戦慄が走るレベルだけどさ、姉さんも同じくらい弟狂いになってくれたら嬉しいんだけど」
世槞「あー……なるんじゃね? つーか作者がならせるんじゃね? もはや私の意思は関係無い」
紫遠「そんな寂しいこと言わないでおくれよ。君は君自身の意思で僕を愛してくれていると、僕は信じているよ」
世槞「弟コワイ。ここまで愛されるとガクブルを禁じ得ない」
ラファ「それ完全に美少年だから許されてるレベルだよな。ブサだったら今頃独房でクソ不味いメシを食わされてるか又はレイ様に切り捨てられてる」
世槞「ただしイケメンに限る、ってやつだろ? いやいや、イケメンでも許せないことが……。……。」
世槞は色々思い出す。
紫遠にされた、あんなことやそんなことやあれなことやキャーっなことまで。
世槞「あー……えっと……ウン、美少年は何やっても許される」
作者「デスヨネー!(はぁと)」




