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短編集。  作者: 伯灼ろこ
21/39

『影操師ー惑星CROWー』が開幕する前のお話。

■キャラがただ喋っているだけ。

■つまり会話率10割。

■『影操師』シリーズを読んでいないと意味不明。

■ネタバレ注意。

■キャラ崩壊注意。

■テヘペロ★

世槞「ちょっと前、紫遠と一緒にお風呂に入った時の話なんだけどさ」


ル哥「え。お前突然なに言い出すつもり?」



アナウンス:~ここで皆様。捕捉の時間でございます~


【姉】梨椎世槞→思春期真っ只中の16歳。女

【弟】梨椎紫遠→思春期真っ只中の16歳。男



=====================

『影操師ー惑星CROWー』が開幕する前のお話。

=====================




ル哥「お、弟と一緒に風呂へ入った……だと?」


世槞「うん。家族なら普通じゃね?」


ル哥「いやまぁそうだけど、小学生くらいまでが限界だろ。お前ら16歳だよな? 十分に色々と成長しちゃった後だよな? なっ?」


世槞「まぁそれはどうでもいいの」


ル哥「よくねぇぇえええぇぇえぇぇ」


世槞「先に紫遠が入ってたところへ私が押し入った感じでさぁ。紫遠のやつ、あん時ちょっと変だったんだよなぁ。ひたすら、「出ていけ出ていけ」って繰り返された」


ル哥「それ正常の反応だから! いやむしろ紫遠のやつ紳士すぎるわ理性の塊だわ! 今惑星CROW編で理性がぶっ飛んでることが許せてしまうくらい理性の塊だわその時の紫遠! てかそもそもお前何の目的で押し入ったんだよ!」


世槞「目的? いや冬だし寒かったし、温まりたい願望を我慢できなくて」


ル哥「その後にマジで我慢できなくなるのは男の方だってことをお前はわかってんだろうなァァアア??!!」


世槞「どうした。落ち着け」


ル哥「……。いや、スマン。取り乱した。で? お前ら風呂ん中でなにしてたんだよ」


世槞「温まった」


ル哥「……。それだけ?」


世槞「それが目的だったから」


ル哥「それ拷問だ! 男にとっちゃ拷問すぎる! 紫遠マジで偉い。よく耐えた! そりゃそんなに抑圧されてたら惑星CROW編で爆発しちゃうの当たり前!」


世槞「お前さっきから発言がおかしいぞ。で、温まってる最中に愁が「早く上がれゴラ」って怒鳴ってきたから、仕方なくあがりました」


ル哥「紫遠と一緒に?」


世槞「一緒に。あと身体の拭き合いっこも追加」


ル哥「紫遠さんマジ尊敬します」



 テッテレテッテッテー。


 次の日。



ル哥「紫遠さん! 今日は一段と寒いっすよね! ホットカフェモカお持ちしました!」


紫遠「え。なに気持ち悪いんだけど。しかも僕はエスプレッソ派」


マオ「なんか朱槻がシスコンの舎弟に成り下がってっぞ。おい紫遠、お前なにしたんだ」


紫遠「なんにもしてないよ。ただひたすらにキモチワルイ」


ル哥「おい伊佐薙! 紫遠さんをシスコン呼ばわりすんな! この人は愛する人の裸を見ても理性を保ち続けた、尊敬すべき偉大なるシスコンなんだぞ!」


紫遠「お前(ル哥)なに言ってんだ気持ち悪い!!」


ル哥「痛い……痛いです紫遠さん! 首を絞めないでください!」


紫遠「さん付けするんじゃないよキモチワルイ!」


朧 「なんか“キモい”って言われるよりも、“気持ち悪い”フルバージョンの方がショック受けちゃうよね!」


マオ「おい待て。紫遠が愛する人の裸を見たって……それどういうことだ? てめぇ紫遠! ついにお前ら!」


紫遠「ていうか、ただ一緒にお風呂入っただけだから」


マオ「ああ、なんだ。……いやいやいやイヤお前ら自分の年齢考えろよぉぉぉ! 俺だって妹の裸見たら多分、色々と困ったことになるぞ?! あいつやたら胸デカイし!」


紫遠「妹いたの」


ル哥「ほら! 男の本能丸出しの女たらし伊佐薙め! だから紫遠さんは偉大だと言ったんだ!」


朧 「しおたん(紫遠)、特定の人物からやたらと神格化されてるけど、なんかあった?」


紫遠「何も無いはずだけど。てか気持ち悪い」


ル哥「紫遠さん! ちょっとこっち来てください!」


紫遠「え。やだよキモチワルイ」


ル哥「じゃこの場所でいいんで言わせてください。紫遠さん……」


紫遠「おい止めろその澄んだ目を。本気で意味わからなく気持ち悪いから」


ル哥「紫遠さん! 明日から『影操師ー惑星CROWー』へ行くんスよね!」


紫遠「そうだけど……作者が行けって言うから」


ル哥「その話の中で、絶対に世槞を落としてきてください!! マジ応援してます!!」


紫遠「…………」


ル哥「紫遠さんは俺らシスコンの鏡っす!!」


紫遠「なんか嫌な言い方だね」


ル哥「世槞の恋愛感覚って破壊力パネェっすけど、長年連れ添った紫遠さんだからこそ矯正が可能だって俺、気付いたんス! やっぱ姉には弟! これに勝る愛は無いと確信してます!」


紫遠「……はぁ、なんだか今日の君は半径1キロメートルほど近寄りたくないくらいに気持ち悪いけど……これだけは宣言しておくよ」


ル哥「はい!」


紫遠「この惑星CROW編で、姉さんの身も心も必ず僕のものにしてくる」


ル哥「……。かっ……かっ……カッケェぇえええェェエェ!!!!」


紫遠「気持ち悪い」








マオ「なんかやけに仲良いなぁ。つーかこいつら『影操師ー誕生と目覚めと、大切なキミ。ー』の時にマジもんの殺し合いしてなかった?」


朧 「してたよネー」




……そして『影操師ー惑星CROWー』が始まりましたとさ。




終。(強制)



※ちょっと話が噛み合いませんが、それはパラレルということで。(をい)


朧 「はい。今回のお話で梨椎紫遠くんは一体何回、「気持ち悪い」と言ったでしょうか?」

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