召喚の実態~エロ親子以外はいい人でした
前回のあらすじ~
エロ親子を総無視したよ
王妃様達に謝られたよ
「とりあえず、自己紹介お願いしていいですか?」
凄く申し訳なさそうな顔で謝ってきた後、少し沈黙がその場を支配したので提案してみた
「申し遅れました。私王妃のメリルと申します」
王妃様がメリルさん
「私は第一王女のリリスと申します」
王女がリリスちゃん
「私は第二王子であるライオスと申します」
お母さん似の王子がライオス君ね
「私はミスティリア・ログ・クロイツと申します。どうぞミストとお呼びください」
ニッコリ笑って言うと、リリスちゃんが笑い返してくれた
可愛いなー
「ミストさん…もっと普通に話してくれて構いません」
「…じゃあお言葉に甘えて」
王妃様がいいって言ったんだもんね?
「魔王は存在するものの、逆にこの国が侵略行為をおこなっているんですよね?」
俺が言うと、三人は身体を震わせた
あったりー
「…はい。間違いありません」
「どうやってその情報を得たのですか?」
メリルさんが認めた後、ライオス君が聞いてきました
「さっき仲間になった精霊に聞いたんです」
実は、雪花はココにいるんだけど、見えないそうなんですよー
別に雪花が姿見せてもいいやーってなったら見えるんだけど、見せないでいてくれました
雪花いい子だよねー
「ミストさんは精霊と契約が出来るのですね」
ライオス君とリリスちゃんが尊敬した感じで見てくる…なんか恥ずい…
笑ってごまかしておこう
「ミストさん…どうか夫を許してほしいとは言いません。ですが、この国だけは嫌いにならないで欲しいのです」
「国民は、反対しているのに、お父様が勝手に出兵するものですから…」
「父と兄だけがこれがこの国のために…と言うよりも自分たちのためになると思っているのです」
上からメリルさん・リリスちゃん・ライオス君の順番で説明をくれました
了解です
「わかりました。この国は嫌いにならないようにします。むしろ嫌うのは、あのエロ親子ってことで」
俺がニッコリ笑って言うと、メリルさんがようやく笑ってくれました
やったね!!
やっぱりエロ親父が効いたのかな?
とりあえず、魔王城まで一回行ってみようかな?
「一度魔王城まで行くことはしたいと思います」
「わかりました。それなら、ライオスをつけましょう」
どうやらメリルさんはライオス君に旅をしてほしいようです
「わーよろしくね。ライオス君」
「よろしくお願いします」
ライオス君が仲間になりました
「ライオス、ミストさんをお部屋へお連れして、少し話をすればいいわ。ミストさん。これから旅に出るまでも、ライオスをつけますので、何かあったらライオスに相談してくださいね」
メリルさんの笑顔がとても素敵です…
「わかりました」
「ライオス…いいですね?これからはミストさんを優先しなさい。基本的にミストさんと共にいる事。」
メリルさんの言葉にライオス君は力強く頷きました
「わかりました。ミストさん。これからよろしくお願いします」
こうして、ライオス君は見事、俺専属の護衛?になったようです
ちなみにこの護衛に関しては、後ほどリリスちゃんに聞きました
エロ親子以外はいい人でした
第一王子以外は母親似のようです