集落へようやくつきました
前回のあらすじ
森の民と共に村をでたよ?
お詫びと言うかお礼が人参って…
お昼が過ぎて、オヤツを食べたい時間にうさぎさん達の集落へつきました
お腹すいた…
僕の様子を見て、長の娘さんがご飯の用意をするように伝えてくれたため、今僕の前にはごちそうが並んでいます
ただし、野菜と果物しかありません!!
美味しいけどね?
白夜とか白銀は少し物足りないみたいだけど、これはこれでありか…と呟いていたのが聞こえたよ
これって晩御飯なのかな?
娘さんをみたら、そんな感じがしたよ
「はじめまして」
ご飯を食べ終えて、御茶で一服していると奥から服を着た他の子よりも大きめな兎がやってきた
心なしか声も渋いね
「初めまして。あなたが森の民の長ですね?」
軽く姿勢を正して、挨拶すれば長はほんのり微笑んでくれた
「はい。私が長です。我らにも名前はありますが、記憶するのは大変だと思われるので、役職名で呼んでください」
覚えにくいんだね
「わかりました。では早速ですが、あなた方はあの一家をどうしたいと思っていますか?」
僕が姿勢を正して質問すると、長兎は大きな眼を細めた
楽しんでる?
「貴女ならどういった罰をあたえますか?」
質問で返された…
質問を質問でかえすなよ~
「僕なら…
1、縄でぐるぐる巻きにします
2、丈夫で背の高い木を探します
3、逆さにつりましょう
4、逆さのままだと頭に血がのぼるので、ハンモック風にしてもいいです
5、彼等に届くかどうかの位置に彼らの嫌いなものを設置します
6、嫌いなものをはなす時は、彼らごと周りを囲み外に出られないようにします
7、その状態で3日ほど放置しましょう…かな?」
やり方込みで話せば、長兎は楽しそうに笑ったよ
「なるほど、それは楽しそうですね。彼らの罰の1つに取り入れてみます」
採用されることになりました~
「それをするのに必要な、彼らの嫌いなものなのですが…」
「あ~調べなきゃいけないよね~」
どうしようか?
彼等に直接聞くと、嘘をつく可能性があるからね~
悩んでいると、ポケットが何故か温くなった
何か入れてたっけ?
ポケットに手を入れて何かを取り出してみると、それはこの間街で買った卵(仮)でした
「そういえばポケットに入れたままだったねー」
ほんのりと温かいのは、薄い黄色の卵だ
僕が卵を見ていると、長兎が吃驚したよ
「それは…霊獣の卵では…?」
霊獣の卵?
「それ何?」
首を傾げて聞くと、長兎は説明をしてくれるようだ
「霊獣の卵というものは、召喚師以外のモノには使う事しかできない専用のアイテムですね」
「専用アイテム…」
「召喚師が霊獣の卵を手に入れた時から卵に召喚師の魔力がそそがれます」
「持っているだけで?」
「はい。で、卵に召喚師の魔力の約半分がそそがれたら孵ります」
「へー半分」
「はい。なのでどのくらいで孵るかは召喚師の魔力量によって変わるのです」
ってことは?
この温まっている卵は魔力がみちた?
「あとどのくらいで卵が孵るかわかる?」
長兎に卵を見せると、長兎は吃驚したようだ
「これは…もう生まれてもおかしくないですね。」
お?生まれる?
「早く出ておいで?」
僕が卵の表面を撫でると卵が光った
生まれるのか?
今年初めての更新です
2か月も間があいて申し訳ないです
これからも不定期な更新になると思います




