番外編~彼女との出会い
僕は玄玻。新しくミストの仲間になったの
僕はブラックオウルの母とダークバードの父を持つmixなんだよ~
お父さんもお母さんも結構前に死んじゃったんだけど
おじいちゃんがいるから平気だったんだ~
今はミスト達もいるからね☆
ミストと出会ったあの日もね、御散歩をしていたの
で、湖の周りに人間達がいたから、何かな~?って見に言ったんだ~
そうしたらエルフの女の子が花に囲まれて気持ちよさそうに寝転がってたの
気持ちよさそうだな~って見てたら目が合っちゃった
僕達は、自己防衛以外では他者を傷つけないんだけど、噂が独り歩きしちゃって怖がられたりするの
女の子は怖がるのかなと思ったら、笑顔で手を振ってきたんだ
僕の後ろに何かいるのかと思って周りを見て~
誰もいなくて首を傾げて気付いたの
あの子は僕に手を振ってるんだって
気付いた瞬間に思わず誘拐しちゃった☆
おじいちゃんの家に連れていくと、おじいちゃんが吃驚しつつもおもてなしをしてくれたの
彼女は最初はキョトンとしていたけど、御茶を飲んで落ち着いたのかおじいちゃんにも笑いかけたの
おじいちゃんと少し話をして急に僕の方を向いたんだ
で、手をだしてきたから、頭ですりすりしたら、嬉しそうにほほ笑んでくれたの
僕も嬉しくなっちゃった
おじいちゃんがさらに何かを言おうとしたんだけど、その言葉をさえぎって、僕に話しかけてくれたんだ
一緒に旅に連れて行ってくれるって…一緒にこないかって…
おじいちゃんの顔を見ると頷いてくれたので
嬉しくなって、元気よく頷いちゃった
名前も貰ったんだよ☆
僕の名前は玄玻!!
初めての…僕だけの名前…
嬉しいな!!
彼女…ミストは、降りるのが面倒らしくて、お迎えが来るまで、のんびりするんだってさ
ご飯を食べてのんびりしていたら、ミストの名前を呼ぶ声がしたの
「ミスト~!!」
ミストは声の主を確認すると手を振って答えたよ
僕はミストを乗せて飛べるくらいの大きさになって、ミストを背中に乗せてミストの仲間の処へ向かったの
人間2人には警戒されちゃったけど、多分ミストの契約獣の2人には笑顔で迎え入れてもらえたの
「ただいま~」
ミストが下りると同時に僕の紹介をしてくれたから、頭を下げつつミストの肩に乗れるくらいの大きさになって、肩にとまったの
「ふ~ん。大きさかえられるんだ。よろしくね」
そういって、白夜兄が撫でてくれたの
名前は白銀兄がおしえてくれたの
後で、兄って付けていいって許可は貰ったんだ!!
優しそうな人たちでよかった~
ミストと馬車の中にはいって、少しお話をしたんだ
「そういえば…玄玻って森出るのは初めて?」
初めてなんだよね
「そうなんだ~だから楽しみ~」
どんなものがあるのかすっごく楽しみなんだ
「旅、楽しもうね☆」
ミストが頭を撫でてくれてくれたの
「たのしむ~!!」
おじいちゃんとお勉強していてよかった…本気で思ったよ☆
鳥生、何が役に立つかわからないね☆
これからも勉強は興味を持てたら頑張っていこうと思います!!
「玄玻~?」
「はーい」
呼ばれたから、またね~!!
玄玻は頭で考える前に行動しちゃうタイプのようですね
そんな玄玻を可愛がる気満々なミストです。




