まだお出かけ中
前回のあらすじー
お城から見える森へやってきたよ!!
白銀をゲットしたよ
契約したらイケメンになったよ
今、僕はまだ森の中にいます
ちなみに現在地は白銀をゲットする前に見つけた湖だよ?
白銀はやっぱりボスだった
ちなみに白銀はお兄さん?ポジションにつきそうな性格をしている事がわかったよ
「ミスト。こっちへ来てみな?」
だって…
めっちゃ世話焼いてくれるんだもん
それはもううっとおしいくらいに
「今度は何?」
僕が首を傾げつつ白銀のもとへ行くと、白銀に座らされたよ
「先ほどミストがいた場所よりココのほうが涼しいだろ?」
涼しい場所を提供してくれたようです
さっきもね
お腹がすいたと言えばどこからともなく木の実を取ってきたり
モンスター?が出たら僕が動く前にやっちゃったり…
僕がこけそうになったらそっと支えてくれたりさー
なんだろうね?
他の狼がいた時に撫でようとしたら
ギリギリしてた
お前はいったい何なんだ…
と言いたい
見た目はかっこいいと思うけどさ~
過保護な兄貴って感じしかしない
「そういえばミストは他に契約を結んだ物はいないのか?」
「いないよ?…っていうかこれから結ぶ予定なんだけど」
首を傾げつつ言うと、なんか満足そうに笑った
「そうか…ミストを守る壁は沢山あった方がいいからな…そうだ。ミストは白虎に興味はないか?」
「あるよ?」
即答すると、白銀は微笑んだ
「ではこのまま契約に行ってはどうだ?」
え…
「遠くない?」
「大丈夫だ。俺はあいつと友人関係にあってな。それに行くのが面倒なら呼べばくるぞ?」
え~っと…いいのか?
「…呼べばくるの?」
「ああ。どうする?呼ぶか?」
せっかくのチャンスだし…呼ぼう!!
「お願いします!!」
「わかった」
白銀は僕から少し離れると、大きく息を吸って叫んだ?
《おーい。白虎~》
本当に呼ぶ…なんだね
少しの沈黙ののち…風が強くなった
突風が吹いたと思ったら、眼の前にはでかい白虎がいた
やべえ!!
格好良い!!
「や、久しぶり」
白銀が軽く挨拶をすると、白虎が僕をちらっと見た後、楽しそうに返した
〔久しいな…どうやら契約を結んだようだな…相手はあの娘か?〕
わーい声が渋い
そういえば白銀も契約する前は渋かったなー
今はなんか声が変わっていい声…イケメンボイスことイケボになってるけどね
「そうだ。彼女は俺の主だ。お前も契約するか?」
わーい気軽に誘ってらっしゃる
〔ふむ…それも楽しそうだな…娘。〕
「うぇい!?」
急に話しかけられたから変な返事になったよ
〔そなた名は?〕
「ミスト…ミスティリア・ログ・クロイツ」
〔ふむ…、ミスティリアよ。そなたは我との契約を望むか?〕
わーい威圧感が半端ないね☆
「望む」
まあキッチリ返事はするよ?
〔では我に何かしらの力を示せ〕
ん~どうしようか…?
「雪花ー」
[なーに?]
雪花に聞こう
「魔法で人外…って言うか、絶対に出来ないと考えられてるのはどんな事?」
僕の質問に雪花が考えた
[この湖を一瞬で凍らせた上に、雪の竜巻を作る?]
「いわゆる雪属性を扱うこと…かな?」
白銀が補足してくれるようです
「人やエルフなど…とりあえず、雪の精霊以外は基本的に、コップ一杯の水を凍らせるだけで結構な魔力を使うんだ。で、この湖を凍らせる上に雪…というか氷の竜巻を作るには種族によるが、大体平均10人から20人くらい必要とされている…らしい。」
〔その通りだ。そのような事が一人でできるなら、我どころかこの世のモノは全てそなたに従うだろう〕
よっしゃーやったろうやないか!!
視界の端に一応ステータスをだしておいて…
頑張ります!!
本気で遊ぶ気満々なミストです
白銀は過保護な兄貴予定です!!
次回も全力で遊ぶ気がします




