表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

魔女の王子様?

作者: ピョン

今回でメルヘンっぽいのを書くのは2度目です!



ねぇ……


王子様……


どうして、アナタは美しいお姫様にしか恋をしないの……?


誰にだって恋をする権利はあるでしょ……?











……王子は美しい姫にしか恋をしない……。


それが童話の決まり事。


それが破られたら、きっとその物語は崩壊してしまう。


王子と魔女は結ばれてはいけない定めなのだ……











(ハァァ~…いいな…人魚姫………。美しいし声も綺麗…それに最近ではイケメン王子に出逢ったと言う…アタシとは真逆…)


……魔女の『アスリ』は人魚姫に憧れている。


美しい顔立ち、スマートな体型、そして綺麗な声。


アスリとは真逆だ。


はっきり言って…………むくみすぎた顔にブヨブヨお肉、それに声だって男と間違えられる位に低い。


アスリ『……おい……そこまでアタシをさげすむなよ…』


美しくなれる薬も作ってみた。


だが効き目は無く、がぶ飲みしたので……………太った。


そんな……努力が体重に加算される魔女に誰も手を差し延べてはくれない…。


……そんなある日、いつものようにダイエット薬を作っていると、水面に何か映っている。


じっ…と見ていると……


(人だ!)


人が海に落ちてきたのだ。


そしてゆっくり…


アスリのところまで落ちてきたのだ。


(……ベストポジション!)


よく見ると王子のような格好をしている。

王子の顔を見つめる魔女。


(…………好き)


な…なんと!魔女が王子に一目惚れしてしまった!


アスリは海の中で唯一、空気のあるところへ王子を連れていった。


そして、もう一度まじまじと王子の顔を見つめる。


その一方で脂肪の塊に見つめられている王子。


やがて王子が目を覚ました。


王子(ん……)


王子は目をパッチリ開けると一番先に魔女が見えた。


王子『………うわぁ!?なんだ!このデッカイ肉団子は!!』


アスリ『………………誰が肉団子やねん!』


強がりながらも内心、超ショックを受けた魔女。


あまりのショックに『ダイエット薬』と『惚れ薬』を間違えて飲み物に入れてしまった。


そして、その飲み物を…


ゴクッ……


…飲んだぁぁぁ!!王子がアスリに無断で飲み干したぁ!



《…説明しよう。惚れ薬とは、飲んだ人が初めて見た人を好きになってしまう薬である!》


そして王子が初めて見たのは…………?












…はい!皆様のご期待どーり魔女でーす!


…こーして2人は結婚して幸せに暮らしましたとさ♪


~その後~

アスリは美しくなれる薬の開発に成功し、もっと幸せになりましたとさ♪


オシマイ


薬で結ばれるってのも、ちょっとアレですが…笑))

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ