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童話

年に一度の家族団らん ~単身赴任って大変ですよね~ 0002

作者: いかすみこ

リライト企画申し込み二作目です。思いっきり季節外れですがご笑納ください!(^^)!

 久しぶりの快晴である。夜には満天の星が見られるであろう。一年に一回、今日という日だけは晴れて欲しいと毎年彼女は祈っている。


 晴れた日には、庭で夕餉を取るのを恒例としている。献立も毎年同じだ。


「どうして七夕には流しそうめんをするの?」


 父親に久しぶりに会えたのが嬉しいのか、子どもは夫の足元に纏わりつき離れない。

 竹の節を取りながら彼は答えた。


「白いそうめんが織姫星と彦星の間に横たわる天の川に似ているからだよ」


 子どもの問いに答えつつ、夕食に間に合うようにと手は止めない。


「ふーん、このおそうめんみたいにおじいちゃんの怒りもどっかに流れちゃえばいいのにね」


 目の前で交わされる父と子の会話に、織姫は父親の顔を浮かべた。

 頑固者の父は子どもが生まれたにも拘わらず、夫である彦星との逢瀬をいまだに一年に一回7月7日しか認めない。

 深く溜息をつきながら、母親の彼女は幼い我が子の意見に心の底から同意した。

前回提出した作品が殺伐としたSFだったので、今回はほのぼのとした童話にしてみました。

リライトしてくださる方大募集中m(__)m

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― 新着の感想 ―
[良い点] ちょっぴり不思議な感じのお話でした♪ 登場人物達はたまたまそういう名前の普通の人間で普通の家族なのか、正真正銘お空のお星様一家なのか。どちらにしても、織姫の父親が早く折れてくれるとよいのに…
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