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第七話 謎の女

僕たちは地図を見つけ、準備が整うまでこの島にいることになった。



 「えっと、カーラさんとハオさんですね。

よろしくおねがいします」

 僕はそう答えた。



 

 「僕の名前は遥人です。そして、こっちがフローラちゃんです」  

 僕は自分とフローラちゃんの自己紹介をする。





 「じゃあ今から何します?準備って言っても特にやることは」

 僕がそう言う。




 「うーん、まずは生きている人を探しましょ。村の状態だと可能性は低そうに思えるけど」

 カーラさんはそう答える。




 「そうだな。人は多くいて問題ではない。がれきとかのどかしには力が居るしな」

 ハオさんは僕たちに言った。




 そして、家から出て辺りを見渡し、生きている人が居ないか見て回る。

 こんなことになるなんて、一体。


 あれ?


 そこには新聞が落ちている。



 「あれ、新聞だ」

僕は落ちている新聞に駆け寄り、見て見る。



 色々と記事が載っているが、特にめぼしいものは・・・うん?



 異世界転移者、ギルド職員として働く。


 と載っていた。


 そこには写真も乗っており、一人は若い高校生みたいな感じ、もうひとりは大人の男性。



 

 「ねぇ、他にも異世界転移者っているんだね」

僕はフローラちゃんに聞いた。



 「異世界転移者?なにそれ?」

フローラちゃんはよくわかってない様子。




 「お前さん、異世界転移者なのか。はは、この村人かと思っちまった。

 まぁ、服装を見ればこの村人ではないって事は分かるが」

 ハオさんはそう答える。




 「へぇ、ここに来る前って記憶あるの?」

 カーラさんが聞いてきた。




 「ありますよ。僕が住んでいた場所は日本と言う国です。

 そこで会社員として働いていました」

 僕はみんなに向かって言った。




 「日本か、見たことも聞いたことも無いな。そこでは魔法とかは出来るのか?」

 ハオさんが聞く。





 「魔法は使えません。それに剣を持っていたら警察に捕まります」

 僕は日本の事を話す。




 「警察?なんだいそれは」

 カーラさんが聞いた。




 「この島だと、衛兵?よくわかりませんけど、悪いことをした人を捕まえる人です」

 僕はそう答える。




 「へぇ、何だか日本って場所も面白そうだね」

カーラさんはそう答えた。





 「さてと、見て回ったが生きている人は0人だな。

 さて、どうするか」

ハオさんはそうつぶやく。




 コツコツ


「!」

 足音が聞こえた。




 僕は、足音の方に向って走ると一人の女性が。




 「誰ですか?あなたは」

僕がそう言うと女性は嬉しそうな顔をしてニッコリし



 「死ねー!」

僕に向って剣を向けて迫ってきた。



 「ひぃー!何なんだ!あいつは!人だよな」

僕は逃げながら言う。





 「分からない。けど!あいつ早い!足の速さが。いつか追いつかれる」

 ハオさんはそういい立ち止まる。




 「えっ!ちょ!は!」

僕は振り返りハオさんの方を見ると、剣を振りかぶろうとしている女の姿が!





 「ハオさーん!!!」

僕は、大声を出す。



 「バカめ、カウンター!」

ハオさんは一瞬で剣を抜き、女の剣を止める。




 「くっ!おのれ!邪魔をするな!」

女は女性と思えぬ顔つきでこちらを睨んでいる。



 「何よ、あいつ。女とは思えない」

 カーラさんは怯えている。




 「悪いが眠ってもらうぜ!サンダーブレードスラッシュ!!!」

 ハオさんは雷の力を剣にまとわせ、女を吹き飛ばす!



 「ぐはああ!!」

女は勢いよく飛んでいった。




 「へへ、やりすぎちまったか?さぁ行くぞ」

僕たちは、村の奥まで進んだ。 




 村の奥

 


 「え、キレイな場所!」

村の奥には結晶が光っていた。



 「なんですかこれは?」

僕が聞いた。



 「これは、魔法結晶って言って魔法で出来た結晶なのよ。

 一つ触れてみて」

 カーラさんが言う。



 僕は、カーラさんが言ったので触れてみると、


 「!」

僕の体の中に何が流れ込んだ。





 「こ、これは!?」

僕は自分の体を見るが変わりない。

けど、何が違う。




 「今、あの結晶に触れたことであなたの中に魔力が流れ込んでいるの。

 これで魔法が使える様になったわ。一応、これも」

 カーラさんは2つのちいさな瓶を渡してくれた。




 「なんですか?これは瓶の中に液体が」

一つの瓶にはピンク色の液体、もう一つは緑の液体が。




 「魔力回復瓶と傷回復瓶よ。持っといて損は無いでしょ」

 カーラさんはそう答えた。


















 

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