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第五話 悪意の爆弾

 ???



 「この、遥人と言う男。この方が最後の一人なのですか?ガラ様」

 一人の女が聞いた。




 「そうだ。だが、この男がどれほどの強さか試して見なくてはならないだろ。

 弱くてはつまらんし、話にならん。

 地味くらい強くなってもらないと、私の相手とはふさわしくないからな」

 ガラ様はそう答える。




 「では、何をこの男にするんですか?」 

女が聞いた。




 「あの村に特大爆弾を投下する。だが、その遥人とか言う男の近くに落としたら間違いなく死ぬ。

 だから、その男の少し離れたところに投下する。

そうすれば、怪我くらいで済むだろう。しかし、村は壊滅、さすればどう動くか、どう考えるか見ものだろう」

 ガラ様はそう答えた。




 「分かりました、では、爆弾の準備は完了していますので、飛ばします」

 女はモニターをポチポチ押した。



 

 「これで、遥人とか言う男がどこまで、動けるか。

 さてと、わたしが戦うときももうすぐということか」

 ガラ様がそうつぶやく。



 「爆弾飛ばしました。今、奴らがいるココ村に向かっています。

 でも、爆弾だけでいいのですか?私達、四天王が出て強さを確かめれば良いのでは?」

 女はそう聞いた。



 

 「いや、お前たちが出ればその男は直ぐに死ぬだろう。

 だが、剣を振る太刀筋中々の者だ。色々と経験もしているのか、思いがあるのか分からんがな」

 ガラ様がそう言った。




 「爆弾、ココ村の上空に到着しました。しかし、爆弾は、気づかられたら終わりでは無いのですか?」

 女が聞いた。



 

 「大丈夫だモネ、ガラ様は透明になる魔法をかけている。

 気づかれん」

 一人の男が現れる。



 「アラタ、居たのね。何していたの?」 

モネはアラタと言う男に聞いた。




 「剣の練習だ。強くならないといけないだろ、俺も四天王だ。

 他の二人よりも強くなりたいからな、それにモネお前にも」 

 アラタはそう答える。



 「二人共、爆弾が降下してるぞ。お前たちも見て見るんだ」

 ガラ様はそう答える。




 「ふふ、どうなるのかね」

モネはニッコリとモニターを見ている。



 「強く、強くなりやがれ」

アラタはそうつぶやく。






 ココ村




 「フローラちゃん、剣の練習するから、見ててよ」

 僕はそうフローラちゃんに向かって言った。




 「いいよ。見ててあげる」

 フローラちゃんは椅子に座り足をぶらぶらしている。




 「じゃあいくよー!はああ!」

僕は剣を一振りする。力をいっぱい込めて。



 「すごい、勢いがすごい!強くなったんだね」

 フローラちゃんは喜んでいる。




 そして、その直後




 ドカーン!!!

 


大きな爆発音が聴こえ、僕は、意識を失った。





 「爆弾、爆発成功しました。ココ村は壊滅、修復不可状態レベルです」 

 

 モネはそういった。




 「・・・、遥人とか言う男はそう生きてるな。よし、わたしがやれることはこれだけだ。

 モネ、アラタ。分かっているな、手は出さんことだ」

 ガラ様はそういった。




 「は!仰せのままに」

モネとアラタは頭を低くする。





 ココ村

 



 「な、何が起きて・・・は!?」

僕は目を覚まして、あ然とする。

 ココ村はボロボロの状態で、先程楽しげに聞こえていた声が聞こえない。




 「うそ、だろ。フローラちゃんは!」

僕は、辺りを見てフローラちゃんを探した。



 そして見つけた。


 「フローラちゃん!」

僕は、フローラちゃんの体を抱きかかえる。



 ・・・!まだ!息はある!僕はフローラの名前を呼びかける。



 「・・・、うぷっ」

フローラちゃんの意識が回復する。



 「フローラちゃん!」

僕は泣きながら抱きしめた。

 こんなに泣いたのはいつだろう。そんなことは関係ない。



 「遥人さん、ここは?それに、あの時爆発音が」

フローラちゃんが言った。





 「ここは、ココ村だよ。ボロボロになっているけど」

 僕はそう答える。




 「みんなは?」

フローラちゃんが聞いた。



 「分からない。けど、何者かが何かをした。爆弾形だと思う。

 でも、誰が」

僕はそうつぶやく。





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