第四話 剣の練習
僕は、武器を振りながら剣の感覚をつかむ練習をした。
そう言えばこの世界は異世界なんだよね、だったら、色んな技が出来るかも。
僕は、フローラちゃんが眠る夜も剣の練習をした。
なぜだが知らないが僕の心を動かす何かがある。
「えっと、ファイアソードアタック!」
すると、剣に炎が宿り火の剣に。
すごい、これがファイアソードアタックか。なんか、適当に言ったのが正解だったみたい。
なら、火があるってことは水や木?草?風かな?それと、雷、闇と光てきな属性もあるはず。
なんか楽しいかも!
なんかお前最近楽しそうだな。
あ、ナレーター。
僕、君たちが居ないとなんかしっくり来なくなっちゃった。
責任として、いつもの様に戻って?
いいのか?俺は変な事言ってるぞ。
いいよ。そっちのほうが読者的には飽きないと思うよ。
僕とフローラちゃんだけじゃ意味ないからね。
ありがとよ。・・・ということでロリコンあばよ!
く、くそ!ロリコン言いやがって。・・・、まぁ、これでもいいか。
僕は剣の練習を朝まで続けた。
「・・とさん」
うん?誰かの声?
「遥人さん」
フローラちゃんが僕の名前を呼ぶ。
「!、わ、悪い。寝てたみたい」
僕は飛び起きる。
「そんなに驚いて起きないでください。門番まであと一日あります。
今日も剣の続きでもするんですか?」
フローラちゃんが聞いてきた。
「まあね。でも、朝からはやりたくないかな。
今、なんか体だるいし」
僕はそう答える。
「そうなんですね。朝ごはん作っておきましたよ」
フローラちゃんは僕に言った。
「ありがと。食べてくるよ」
僕はそう答え、居間に向かった。
フローラちゃんが作った料理は野菜が多く、栄養満点だ。
食事を食べ終えたあと、
「遥人さんは、冒険者って知ってます?」
フローラちゃんが聞いてきた。
「冒険者って、魔物とか戦ったり、依頼をこなしたりするんだよね。
僕には無理だよ。だって、僕はだめな子だから」
僕はそうつぶやく。
すると、ムギュ。
!
「ふ、フローラちゃん?!」
フローラちゃんが僕を抱きしめた。
「遥人さんはだめな人じゃないです。優しい人です。
自分を悪く言わないで」
フローラちゃんはそう言った。
そういえば、母さんも言ってたな。遥人はだめな人じゃない。
きっとすごい人になるよって。
母さん
僕はフローラちゃんの優しさにうるっときてしまった。
こんなこと久しぶりな気がする。何だか、心が穏やかになっていき、砂漠とかした心の地面はオアシスのように潤っていった。
「ありがとフローラちゃん。何だか、フローラちゃんってすごいね。
こんなちいさな歳で料理なんか出来て」
僕はそう言う。
「パパとママが居なくなったから私ね、辛いって思って泣いて、泣いて、それで泣いてばかり居てもだめなんじゃないかな?って思って、それなら一人の女の子として強く居ようって思った。
変かな?」
フローラちゃんはそう答える。
「・・・、変じゃないよ。すごい事だよ。そう言う、思いを心の支えとして、生きようってすることはすごいことだから」
僕は、そう答える。
そのあと、僕とフローラちゃんで少し散歩をして、僕は剣の練習に戻った。
フローラちゃんの為に強くなる。僕のためじゃない。
なんかお前最初の頃と変わったな。
あ、うん。変わったよ。
ロリコンくんが強くなるとは。
おい、ロリコン言うな。
おーいロリコンー!
おい、作者も出てくるな!あと、お前がロリコンだ!
し、失敬な、ロリコンでは無い。
「あ、こいつ(作者)ロリコンだ」
ナレーターと僕はそう思うのだった。
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俺様の復活。