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マジックスクール!   ~退屈回避!自由 がほしくて魔女になります!~  作者: 夢宮 心奈
第一章   面白そうなので魔女学校に入りました!でも、思ってたのと違う!
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第五話

またまた遅れてしまいスイマセン!

      今回は、マリーの初めての魔法です。なので少し長くなっております。

                                  では、どうぞ!

「おーい、マリーここだよ。ここ!」

 あっ、ラシエルの声、どこだろう。・・・いた、左側の置くの方の席に三人とも座っている。

「皆さんが、待っていてくれたようですわね。さっ、私にかまわず朝食をとって席に座ってください。

 今日の朝食は、パン・スクランブルエッグ・ハム・サラダ・ヨーグルトかゼリー・飲み物は、

 コーヒーか紅茶ですね」

 へー、食堂の入り口に1週間のメニューが書いているなんて、私の学校の給食とソックリ。

「はい、ありがとうございます」

 よかったー、ちゃんとした人間用のご飯で、虫とかはいっていないみたいだ。私は・・・そうだな。

 ゼリーと、紅茶にしようかな。よし、早くみんなが待っている席に行こうっと。

「じゃあ、また後でね。マリーさん」

「はい、また」

 ハニーさんは、いつも一人なのかな。いやいや、きっと生徒会内で、友達とかきっといるよね。

「お待たせー」

「さっ、食べよう」

「えっ、食べるのを待っていてくれたの?ありがとう!」

「いいって、じゃあ食べような」

 リタが、ニコッと笑っていってくれた。はぁ、本当に優しいんだなぁ。前の、学校にいたころは、

 こんな優しい友達は美香しかいなかったから・・・・・。

「ごちそうさまでしたー」

 お、みんな息ぴったり。

「ここのご飯、おいしかったでしょ。マリー!」

「うん、おいしかったよ」

 なんか、安心するっていうか、落ち着く。意外とご飯おいしいし、私が普段食べているものと、

 変わらなかったし・・・・・・・。

「次は、マリーノ初めての授業だね」

 うぉー、楽しみだった魔法の授業!どんなだろうなぁ。あっ、でも・・・・・・・。

「先生怖かったりする?」

 なんか、魔女の先生って怖いイメージがあるんだよね。私の中での勝手なイメージだけど。

「たまにかな。ほとんど怖くないよ」

 ほ、よかった。たまにってことは、普通ぐらいってことだよね。

 ふふ、ラシエルって元気がいっぱいで、最初は少し困ったけど、私のことを気遣ってくるみたいで、

 優しいな。美香と同じで・・・・・・・ううん、美香のことを考えたら悲しくなっちゃう。

 やめよ、考えないようにしなきゃ。

「授業の準備するぞー。あっマリー」

「ん、なに?リタ」

「マリーは授業初めてだよな」

「う、うん」

 そりゃあ、魔法を習うのも使うのも初めてですから、ドッキドキです。

「それじゃあ、頑張ろうな。なーに、そんなに緊張しなくても大丈夫だって」

「うん、そうする。ありがとう、リタ」

 よし、魔法の勉強、気楽にがんばろっ。

「じゃっ、いこっか。確か、今回は魔法練習だよな」

 先生ってどんな人だろう。クラスってどんな人が集まるんだろう。

 魔法の実技って・・・・・・・わくわく。

「さっ、行こうマリー。案内します・・・・」

「うん」

 バーレットとラシエルが、優しく声をかけてくれた。クラスになじむには、

 かなり時間がかかりそうだけど、友達がいるからよかった。

 あれっ?3階に上がっていくの?教室に行くんじゃ?

「ねぇ、リタ。教室に向かうんじゃないの?」

「えっ、あぁ、教えてなかったな。この学校では、教室は自習や魔法学の勉強。

 ペーパーテストでしか使わないんだ。だから、実技の魔法を勉強する時には使わないんだよ」

「そ、そうなんだ」

 そっか。考えてみれば、魔法ってすごそう出し。教室では危険なのかな?

 でも、教室でみんなと話したり・・・・・は私はしなかったけど。

 朝に挨拶とかしないっていうのは、なんて言うか、やっぱりいつもと違うな。

 当たり前だけど、なれなくて・・・・。ううん、違うのは当たり前なんだよね。

 さっ、気持ちを切り替えて、この学校に集中。

 わー、見学の時見れなかったけど。魔法部屋って広いなぁー。

 手前は、いっぱい椅子があって奥に行くほど椅子は少なくなっている。なんて言うかな、

 大学の教室だっけ?何度か、写真とかテレビで見た感じに似てる。

「転入生の方、ちょっとこちらに」

 ひゃっ・・・・。よ、呼ばれた。

「先生に呼ばれちゃったか。いっといでマリー」

 リタ、喋り方は変わらないけど、なんだかガタガタしている。そんなに怖い先生なのかな・・・・・。

 怖くないって、いっていたのに・・・・。

「う、うん」

 あれっ、先生ってまさか、四人いる?

「はい、なんでしょう・・・・か」

 やばい、声が震えちゃっている。どうしよう、なんていえば・・・・。

「こんにちは。始めまして。あなたの、お名前は?」

 一番優しそうな人が話しかけてくれた。この人は、怖くなさそうだな。よし、落ち着いて。

「私は、ノース・マリーです。よろしくお願いします」

「マリーさん、よろしくね。さっ、私達も自己紹介。私は。マラード・フェアリーです。

 光魔法を担当しています」

 光魔法・・・・・・なんかまぶしそう。

「クホール・ウィンディーナです。水の魔法を教えています。よろしくね。

 今日の授業は私がやるから、一緒に頑張りましょう」

 水魔法の専制化、水魔法・・・・どんな魔法なんだろう?水を出したりとか?

「私は、アッシュ・マンドラです。よろしく。炎魔法を担当しています」

 なんか、厳しそう。怒っているような顔してる。怖っ!

「私は、フロット・シルフィーです。風や空を飛ぶ授業をしています。よろしく!」

 この先生、ラシエルみたいに原器いっぱいだ。しかも先生ごとに着ている服の色がはっきり違う。

 フェアリー先生は白、ウィンディーナ先生は水色、マンドラ先生は赤、シルフィー先生は緑。みんな、イメージカラーなのかな?・・・・・そんなわけないか。

「では、先生方今日は私が担当しますから、また後で」

「ええ、また」

ここも、また息ぴったり。

 先生方が帰っていく、怒られるとかじゃなくてよかった。先生はどの部屋に泊まるんだろう?

 きっと、先生は私たちが泊まる寮とは違うところなんだろうな。

「席は自由でいいから、座ってね」

「はい」

しょっぱなから怖い先生じゃなくてよかった。

「おーいマリー、ここ座れるよー」

「うん、ありがとうリタ」

おぉ、鐘の音が聞こえる。授業が始まるのかな?

「では、授業を始めます。今日は、魔法で水を使って、動物を作ります。

 形がある立体の動物を作ってください。動物は、どんな動物でもかまいませんよ」

「はーい」

 生徒みんなの声が聞こえる。やっぱり、クラスの人っていっぱいいるんだ。

 わっ、水?バケツに入った水が配られた。な、何が始まるんだ?あっ、後ろに回すのね。はいはい。

「みなさん、水は届きましたか?では、始めます。1回見本を見せますね。

 なので、その後は、皆さんで協力して出来るようになりましょう。ではいきますよ、

 まずは動物を思い浮かべて・・・・・・・・ウォルターナアイリック・・・・こう、唱えます。

 さぁ、やってみましょう」

 う、ウォルターナ・・・アイ・・・リック?なんかすごそう。動物を作るための水だったのか。

 ってか、可愛い!ウィンディーナ先生は、水でウサギを作った。形だけで、毛並みとかは見えない、

 けど可愛い。こんなのが作れるのか・・・・。さー、頑張らないと!

「ウォルターナアイリック」〈クラスの人たち〉

 みんな、もう唱え始めてる。さすが、『もう魔法にはなれてますよ』って感じ。 

「ウォルターナアイリック、出来た!やったよ、マリー見て!」

 えっ、もう出来たの?すごいし、早い。

「だって私、水魔法は得意だから」

 ラシエルの動物はネコか、アーラをイメージしたのかな。

 あれ?やっぱり一年生だからかな?簡単な魔法じゃ、形だけしか表せない感じ。

 でも、作るの早すぎる。一発で出来るなんて・・・・・・・。

「ラシエルは、水魔法上手だもんな。さっすが」

「すごい・・・・・」

「えっへへ、ありがとう。リタ、バーレット」

 ひー、それから十分後。私も、さっきから唱えてはいるんだけど・・・・・。

 全く出来ない、ってまず水自体動かないよ。それに、普通は水なんて触れないと動かないんじゃ。

「おっ、私も出来たよ」

「すごい、蛇上手だね」

 でも、なぜ蛇を?可愛くないとかじゃないけど、かわいいとかでも・・・・・・。

「ほんとすごい・・・・」

「リタすごい!」

「ありがとな」

 ん?もう二十分?早い、ってよく見たらもうクラスの半分以上は出来上がってるじゃん。

 やばい、急がなきゃ。水はゆれ始めたけど、全然形になりそうにない・・・・・。

「私も出来ました・・・・・」

「よく出来てるじゃん」

「す、すごいね」

「かわいー、小鳥だね!」

 つ、ついにバーレットまで出来てしまった。

 どうしよう、足引っ張っちゃってる。

「どうしよう、出来ない・・・・・」

 やばい、みんなに追いつかなきゃ。転校生が、授業でここまで迷惑をかけるなんて・・・・・。

 印象悪くなっちゃう。早く、作らなきゃ。

「大丈夫だよー。私が教えてあげる!」

 へ?助けてくれるの?

「ありがとう、ラシエル」

 あんなに、早くできたラシエルが教えてくれるんだ。なら私にも、きっと出来るようになる。

「平気だよー。それに、マリーは魔法初めてだから、出来なくてもあせらなくてもいいよ。

 じゃあ、教えるね。まず、作る動物を頭に思い浮かべて」

 や、優しい。私を、励ましてから、すぐに教えてくれるんだ・・・・・・。

「はい、思い浮かべたよ」

 ここなを思い浮かべてっと。これでいいのか不安だけど、やってみるしかない。

 ラシエルが教えてくれるんだもん。頑張らないと。

「おっけー。じゃあ次は、ちょっと大きめの声で唱えてみて」

「うん、ウォルターナアイリック。あれ、出来ない」

 大丈夫きっと今度は出来る・・・・・・。落ち着いて、落ち着いて。

「もう一度やってみて」

「ウォルターナアイリック」

「形が出来上がったよ!もう1回」

 わ、水が浮き上がってきた!すごい、ファンタジーだ! 

 はっ、いけないこんなこと考えてる暇があったら唱えなきゃ。

「ウォルターナアイリック!出来た」

 やった、初めての魔法。こんな感じなんだ。すごい、水が犬の形をしている。

 全然ここなっぽくないし、形もぐちゃぐちゃだけど、出来てよかった。

「すごいよ!大きな犬が出来た!」

「よくやったじゃん。私は、1回の授業じゃ魔法が出来なかったのにすごいな」

「うん、すごいです・・・・・」

 リタが背中をポンって叩いてくれた。やばい、うれしい。

 あっ、作った犬もう壊れちゃった。

「ありがとう!ラシエルのおかげだよ」

「私は、教えただけだよ。頑張ったのはマリーだもん」

 ふぅ、でも魔法ってすごく体力使うんだ。一時間目なのに、どっと疲れが・・・・・。

「皆さん、お疲れ様。出来るようになりましたか?今回出来なかった人も、

 これからの授業で出来るように頑張りましょうね。これで、水の魔法の授業を終わります」

 みんなぞろぞろと返っていく。なんか、うまくいってよかった。

 学校になじめてる感じある。

「さっ、次は飛行だね。今日は得意なのが連続だから楽しー」

「よかったね、ラシエル。私は、空を飛ぶのドキドキだよ」

 空を飛ぶ・・・・?まだ、感覚もないし、めちゃくちゃ怖そうだけど。が、頑張ろう・・・・。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。                                         次回も、お楽しみに。

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