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マジックスクール!   ~退屈回避!自由 がほしくて魔女になります!~  作者: 夢宮 心奈
  変な手紙が届きました!?
3/15

第二話

お待たせしました。

    では、どうぞ!

 次の日の十一時ごろ、マジックスクールに行く。お母さんに言ったら、

 『見に行くくらいなら、行ってもいいんじゃないの』って、了解してくれた。

 マジックスクールには、ここなもつれて行って、電車で行く。言うまでもなく、私が朝起きたらここな が喋っていた。やっぱり、幻聴じゃなかったみたい。これも、魔法とか・・・・・・?

 電車を下りて歩きながら、マジックスクールを探した。

「楽しみだね!マジックスクール」

「そ、そうだね」

 本当は、すっごく緊張している、胸がどきどきして今にも張り裂けそう。

 ここなは、何で楽しめるの?緊張とかしないわけ!?

「あと、あんまり人前で話さないで、犬が喋るってばれたら大変でしょ」

 そう。いくら私が喋っていても、犬が喋るってばれちゃいけない!これ大事!

「うん、わかった」

 いい子で、返事をして喋ってはいないけれど、手を離したらいつでも飛び出してしまいそうに身を乗り 出していて、早く行きたいというのが伝わってくる。

 それにしても、こんな住宅街にあるのかな?・・・・・って、あれ?こんなところにカーブミラー

 なんて、何で?ここ、車なんて通れないのに・・・・・・。

 でも、こんなの見つけても、学校に探す手がかりになんてならないし・・・・・。

 はぁー、いつまで歩かなきゃいけないんだ。いったいどこに・・・・・・・

 あっ、あった。やっと見つけられた!ちゃんと書いてあるもの、マジックスクールって。

「ここが、学校か・・・・・じゃあ、入るよ」

 ここなも、こくんと、うなずいている。そして一歩踏み出した。

「ようこそ!マジックスクールへ」

 うぁわ!ビックリした。心臓に悪い・・・・・・。

「見かけない顔ですわね、マジックスクールを見にきたのですか?」

「は、はい」

 おとなしそうな声で、優しそうだけど、キリッとした目つきでかっこいい。それに、髪も金髪っていう

 か、もっと色が薄くて蜂蜜色みたい、綺麗だなぁ。着ている服も制服かな? 

 すごくかっこいい。

「そうなんですね。では、ついて来てください。案内します」

「はい、ありがとうございます」

 グランドを突っ切って、学校に入る。グラウンドは、土で敷き詰められていて転んだら痛そう。

 ドジしないようにしなきゃ・・・・。

 すごい広い昇降口に入って、長い廊下を渡ると、案内してくれた人が喋る。

「どうぞこちらに。校長先生がお待ちです」

 こ、校長先生?校長先生にあわせてもらえるの?どうしよう、緊張する。コンコンとドアを叩いた。

 手が震えて、うまく叩けなかったけど。

「失礼します。ナイト・ハニーです」

「はい、どうぞ」

「この子、マジックスクールを見てみたいそうなんです」

 また、案内してくれた人が喋る。あっ、私自己紹介しなきゃ。

「始めまして。私、北野真理と言います。よろしくお願いします」

「よろしく。私、クレップ・ホイップ。クレップ校長と呼んでくださいね」

 まだ、すごくドキドキしてるけど、なんだか優しそうな人だ。少し、ホッとする。

「それで、どうですか?マジックスクールは」

 クレップ校長がニコッと笑って、質問してきた。なんか、わくわくしている感じがするような・・・。

「まだ、わからないです」

「そ、そうね。ゆっくり見て頂戴。ナイト・ハニーさん、案内してあげてください」

「はい、わかりました」

 ゆっくり校長室のドアを閉める。で、いったいこの案内してくれている人は・・・・・・?

「あのっ、すいません。あなたは、誰ですか?」

 ナイト・・・・・なんとかって言う人っぽいけど。

「申し遅れました。私は、ナイト・ハニー。マジックスクールの生徒会長を、任されています。よろしく」

「はい、よろしくお願いします」

 へーナイト・ハニーさんって言うのか。生徒会長もやっていて、名前まで、かっこいいし可愛い

 なんて、うらやましい。

 それと、この学校は本当に面白そう。ちょっと学校を見ただけなのに、すごく楽しい気分になる。

 でも皆さん、私と違うカタカナの名前だ。私、変に思われないかなぁ。

「あのー、ナイト・ハニーさんも、クレップ校長も、何でカタカナの名前なんですか?

「あなた、お名前なんでしたっけ?」

「北野真理です」

「珍しいお名前ですわね」

「め、珍しいですか」

 やっぱり珍しいんだ。どうしよう、やっぱり変に思われたりしてるんじゃ・・・・・。

「ええ、マジックスクールの生徒は、ほとんどカタカナ名前ですわよ。あなたも、ここに入学したらもらえるかも」

「も、もらえるんですか?」

「ええ、マジックスクールの生徒たちは、二つの名前を持っている子達もいるみたいよ」

「へー、そうなんですか」

 もらえるのか。どんな感じの、名前がもらえるのかちょっと楽しみ。

 あっ、いけない。まだ、ここに入るって決めたわけじゃないのに。つ、つい。楽しそうだからって、

 入る気になっちゃ駄目だよ。真理!

 話しながらも、ナイト・ハニーさんは、スタスタと歩いていてこっちが話していたらおいてかれそう。

「つきましたわ。ここが一階の職員室と、職員会議室・昇降口・保健室・食堂・さっき行った校長室です」

 とても広い。入り口から見たら、廊下のはじが見えないくらいだ。それに、保健室は、病院みたいに、 いろんな設備がされてある。いったい、どんな怪我が・・・・・・。

「ここが二階、一~二年生の教室と、図書室よ」

「見せてもらえますか?」

「どうぞ、ごゆっくり」

 わ~、すごい。左右にクラスがいっぱいある。一年生も二年生もクラスは両方十組まであるんだ。

 私の学校のクラスは全部で十八組しかないのに、いったい何人いるんだろう?

 わっ、その奥に、図書室だ!これもまた広ーい。図書館みたい、テンション上がるー。 

 いったい、何百冊くらいあるんだろう?あれ?皆見てる・・・・・ひゃっ恥ずかしい!

 そりゃ、そうだよね。急に知らない変な服の人が図書室に入って来たら、皆見るよね。

 さっ、早くここから出よう。ほら、そばに階段あるし。すぐに上がろう。

「ここは三階、三~四年生の教室と魔法部屋ですわ」

 クラスの配置は一・二年と一緒だ。そのおくには、なんか勉強室?っていうのがあって、そのおくに、

 魔法部屋って言うのがあるんだ。どんな部屋なのかすっごく気になる・・・・・。

 はっ、いけない。さっきみたいに、中に人がいたら今度こそ、笑われたりしちゃうかも。早く出よう。

「最後はここ、屋上です」

 うわー、風が気持ちいい。

「ここで、何をするんですか?」

「ここでは、空を飛ぶ練習をしたりすることが多いわね」

「へー、そうなんですね」

 怖い、怖すぎる。でも楽しそう。空なんて飛べたら、どんな気分なんだろう。楽しいのかなぁ。

「言い忘れていたけれど。ここ、マジックスクールは全寮制で女子校よ」

「寮見てもいいですか」

 魔女の学校って言うぐらいだから、女子校とは思っていたけれど、全寮制なんて始めて知った。

「ええ、もちろん」

 そうして、またナイト・ハニーさんが歩き出した。うぁわ、かなり距離あるー。

 遠い、1回校内から出るんだ。

「さっ、ここですわ。ここは、寮と大浴場がある場所です。大浴場は、寮の中にあります」

「あっ、綺麗」

「そうでしょ。綺麗に掃除してるから」

 本当に綺麗だ。白色の建物なのに、汚れが目立ってない!

「ほんとキレイ」

 こら!ここな。黙ってて。

「大丈夫だって」

 ここなは余裕そう。なんで、余裕なんだ。ばれたら大変なのに・・・・・。

今回も読んでくださり、ありがとうございました

                次回もお楽しみに!

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