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マジックスクール!   ~退屈回避!自由 がほしくて魔女になります!~  作者: 夢宮 心奈
  変な手紙が届きました!?
2/15

第一話

今回から、しっかりとお話に入ります。

少し長いかもです。 

       すいません!

 キーンコーンカーンコーン、学校のチャイムがなる。

授業が終わる合図だ。桜がなびいて、今日は晴れたいい天気、こういう日はまったりするのがいい。

そうだっ、最近買った小説あるし、それ読もっと。はぁー、もう4時だ~。家が恋しい、早く帰ろう。

でもきっと、そろそろ・・・・・・。

「あっ、真理。今日一緒に帰れる?ねぇー真理ってば!」

「きたー、元気いっぱい爆音少女。うん、いいよ帰ろう」

 私の名前を大声で叫び、周りからじろじろとみられているのは、私の友達の夏野 美香(なつのみか)

「うん、なんとなくディスるのやめてもらっていい?まぁ、一緒に帰ってくれるんならいいんだけどね!」

「あはハハハハ、ゴメンゴメンー」

 いやでも、大声で私の名前を叫んだ美香の責任なのでは・・・・・?

「なんかバカにされているような・・・・・・。あれっ。そういえばさ」

「うん?何?」

「ほら真理、前にさ学校が嫌いー。とか話してなかったけ?」

「急に、話変わったけど、そういえば私言ってたね、そんなこと」

「うん、でもなんで学校が嫌いなの?小6になってまだ一ヶ月もたってないし、やっと色々なクラブが出来るようになったのに、それも入ってないじゃん。それに、体育とか休み時間とか楽しくない?」

 うわ、クラブ全部遊び系・・・・・・

 クラブは、小学校の部活のようなものだよね。美香は、陸上クラブだっけ。

「いや、別に私も体育嫌いじゃないよ。だけどさ、なーんにも刺激がないんだもん。それに、学校行くのがいやとか、勉強がわからないとかじゃないんだよ。でも、なんか退屈で・・・・・」

 家にいるほうがずっと楽しいし。先生にだって怒られる必要も、

 低学年と遊んだりする必要もない。小さい子が嫌いとかじゃなくて、小さい子は好きなんだけれど。

 外で、遊びたがるから少しめんどくさい。室内で、読書だったら大歓迎だけど。

 まぁ、子供好きで、遊ぶの大好きの美香には絶対いえないけどね。

「ふーん、そんなもんかなぁ。あっと、じゃあまたね。ゴールデンウィークの時も遊ぼうね」

「うん、そうだね。またね」

 ふぅー、明日からはゴールデンウィークだ~。あっそういえば、美香は何でそんなこときくんだろう?

 それにしても、自由になりた~い。

 いくら、ゴールデンウィークでも、きっと勉強とかやらされるだろうし・・・・・・・・・。

 やっぱり、あこがれるのは、魔女とか!自由そうだよな。まぁ、なれっこないけど。

「ねえ、真理来て。下におりてきて」

 あっ、お母さんの声。今の、独り言聞かれてないよね。聞かれてたら恥ずかしいし。

 絶対にバカにされるし・・・・・・。

「はーい、今行くよ、なに?」

 私の家は二階建ての一軒家、そして私の部屋は2階、いちいち階段を下りなければいけない。

 めちゃくちゃめんどくさいけど、私は早足で階段を下りて行った。

「ここなを、捕まえて。変な手紙くわえて逃げちゃったの!」

「あーはいはい」

 はぁー、お母さんは犬や動いているものを捕まえるのが苦手だ。なんかうまく捕まえられないらしい。

 私は、ここなを捕まえそのままここなをつれて、2階へあがった。

 そこで、ここながくわえていた手紙を見た。何々、封筒には

『北野真理様へ、マジックスクールの入学について』

 って書いてある。

「なにこれ」

 あっ、そんなこと言ったって誰も聞いてないのに。最近独り言多いな気をつけないと。

「真理、魔女になりたいって言ってたでしょ」

 えっ、犬が?ここなが、しゃべった?何で?ま、まぁ話を聞いてみなくちゃ。

 なんか、知っているっぽい口ぶりだし。

「えっ、なんで私が言った事知ってるの?」

「言ってたじゃない。いつも部屋で、大きな声で言っているんだもん。はっきり聞こえてたよ」

「き、聞かれていたのか・・・・・・私の独り言」

「もちろん、ちゃんとね」

「で、そのマジックスクールって?」

 もう、聞かれていた恥ずかしさで、顔が真っ赤になりながら聞いた。

 はぁー、聞かれてこんなに恥ずかしいんだったら、魔女になりたいとか言うんじゃなかった。

「読んでみなよ」

 その手紙の封を切った。えーと。

『あなたは、マジックスクールへ招待されました。

       これを気にあなたも魔女になりませんか!

 マジックスクールについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 とっても楽しく魔法が学べます。ぜひ、行ってみてください。』

「魔女学校?なれるわけないじゃん。魔女なんて・・・」

 あっ、つい言葉が。

「なれるよ!」

 って、また、喋った!

「えーっと、何で喋れるのかな?」

「あのねえっと・・・・」

「なに?」

 ここなは、ペットショップで買った犬ではない。一年前に私に勝手についてきて拾った犬。

 普通の犬じゃなかったの?

「マジックスクールに行けばわかるよ!」

「はぁ~、何それはっきりしてよ!

 いかにも、マジックスクールとか言うところに行ってほしいみたいな感じだ。

「真理、何言ってるの?入るわよ」

 あっ、お母さんだ。やばい、何でこんなに悪いタイミングで来るの!変な手紙の内容や、ここなの

 喋ることがばれ・・・・・・・。

「わんわんワン」

 えっ、ここな?

「あれ、気のせいだったかな?誰かと話していた声がしたんだけど」

「き、気のせいじゃないの。ここには私しかいないんだから」

 気づいてない・・・・・?ここなが、わんわん言ったおかげで、手紙のことも触れてない・・・・・。

「そうだね、きっと気のせい」

「そうだよ。ちょっと疲れちゃったんじゃない?寝たら?」

 そうだとしたら、このまま押し通せば。

「じゃあ、寝るわ。おやすみー」

「おやすみなさい」

 ふ~、危ない。やっと部屋から出てくれた。それに、さっきからここなが喋るのも、きっと幻聴。

 幻聴聞くほど疲れてるんだ。私も寝たほうがいいよね。晩ご飯食べてないけど、お腹すいてないし。

「どうするの?マジックスクール。行くの・行かないの?」

 まだここなが話してる。もう、ここなが喋ったりマジックスクールの手紙が来たりして、頭の中が

 ごちゃごちゃになった。

 でも悩む、行ってみたいという気持ちはあるし、魔女にもなりたい。でも、もしかしたらそんなの嘘か もしれないし・・・・・・詐欺だったり。

「本当は行きたいと思う。でも、信じていいのかな?」 

 やばい、とうとう。私、犬に質問してる。私、疲れすぎてる・・・・・。

「信じたら?どうするかは、その後考えればいいじゃん」

 しかも、ちゃんと答えてくれるし。どうなってるの・・・・・・・?

「そうだね。行ってみるよ」

 そのあと。私は、楽しみと不安を抱えながら眠った。

読んでくださりありがとうございました

                    次回もお楽しみに!

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