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マジックスクール!   ~退屈回避!自由 がほしくて魔女になります!~  作者: 夢宮 心奈
第一章   面白そうなので魔女学校に入りました!でも、思ってたのと違う!
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第八話

二ヶ月間ほど開いてしまい申し訳ありません。

これからは、もう少しかけるようにします!

                       では、どうぞ!

「それにしても、ナイト・ハニーさんに何があったんだろうな」

「ねー、私達がハニーさんを助けたみたいでよかった」

 初めての人助けか・・・・。なんかうれしい。保健室から、桜寮までかなり長い廊下を渡るけど、

リタと一緒だからか早く感じる。

「じゃ、早く準備して授業に行くとするか・・・・バーレット!?ラシエル!?」

「ど、どうしたの?しっかりして」

 いやいや、何で二人とも倒れてんの?しかも、部屋の真ん中で・・・・・・。

何?ハニーさんのまねでもしてるのかな。ラシエルはやりそうだけど、バーレットまで・・・。

「ラシエル!バーレット!おい、おきろってば!」

「全く起きないの?ねぇ、どうしちゃったの二人とも!」

全然反応がない。あれ、なんかラシエル苦しそうじゃない?急に手足をばたばたさせてる。

 バーレットは、静かに寝ているような感じだけど・・・ラシエルどうしちゃったの?

「おいラシエル、しっかり」

「リタ・・・・マリー・・・・」

「そうだよ、私だ。しっかりしろ、大丈夫か?」

 やった、意識があった!大丈夫そ・・・・・。

「早く、逃げて。ここから早く」

大丈夫そうじゃない!だんだんラシエルの呼吸も荒れてきてるし。どうすれば」

「どうすれば・・・今は、ナイト・ハニーさんもいない。先生も授業中だし。

知ってる先輩とかいないか?マリー」

どうしよう、まずい状況だよね。でも、今は先輩方も授業中だし、

私この学校の外に魔法が使える先輩なんて知らないし。誰かいないの?・・・・・・あっ。

「いる、一人」

「本当か、どこに?」

「今ここにいるよ!ここな、起きて」

そうだった。確かにここなは、マジックスクールを卒業している。ちゃんとした先輩のはず。

「ん、何マリー」

「ここな、今人間になれる?」

私から人間になれる?なんて聞くことになるなんて。でも今は緊急事態だし。

 ばれてもしょうがないよね。あぁーなんて説明しよう・・・・・。

「うん、なれるけど」

「じゃあなって、今すぐ」

「ここなが人間になった?どういうことだよマリー」

そりゃ気になるよね。はぁ、嘘ついていたとか思われないかなぁ。

 こんなことなら、最初から話しておけばよかった。

「詳しいことは後、ここな、ラシエルの様子がおかしいの。何でだと思う?」

でも、まずはラシエルのことだよね。大丈夫かなぁ、もしかしてさっきの黒髪の人のせい?

「どれ、息を切らしていて、叫びながら苦しそうで・・・・・。なんだろう・・・・

 私にもわからないかも、ごめん」

「えっ」

どうしよう、頼みの綱が切れた。それも簡単に、これはまずい一体どうすれば・・・・。

「だけど、落ち着かせることは出来るよ」

「それでいいからお願い!」

 そんな魔法があるなら早く使って!

「わかった、ホラータサーティオ!」

強い声でここなが叫んだとたん、ラシエルの前に強い光で覆った。これは、光の魔法?

でも、まぶしくない優しい光?

「これでしばらくは大丈夫なはず。でもすぐに保健室に運ぼう」

「うん、ありがとう。ここな」

 本当だ、ラシエルが落ち着いて普通に寝てるよ。よかった。私は床に座ってしまった。

また保健室に行かなきゃ行けないけど、保健室に連れて行けるぐらい落ち着いてよかった。

「ありがとう、ここな先輩」

 リタってば、ここな先輩って。緊張してるのかな?面白い。

「そんなに緊張しなくて平気だよ~。普通にここなって呼んで!それから・・・・

ウォルターナナーシェル・・・次に、ウォルターナアイリッカー・・・・・よし!

これで運ぶものが出来た、ラシエルを乗せて。さぁ、運ぶよ!」

 すごい、何もないところから、サラッ水を作り出した。「ウォルターナナーシェル」って、

すごい難しい魔法なんじゃ・・・・。

私とリタ、ここなとでラシエルを運ぶ。あれっ、そういえば・・・・・・。

「でも、バーレットはどうするのリタ」

「おっと、ラシエルが大変なことになっててすっかり忘れてた」

 そこは、忘れないであげようよ。でも、バーレットは苦しそうじゃないし、大丈夫なのかな?

「じゃあ、一人だけ待っててもらおう?バーレットが寝てるときに一人だと不安だし・・・・」

 あぁ、そっか。ここなってば案外しっかりしてるんだね。こういうときだと、頼りになる・・・・。

「じゃあ私が残ってます。一応この部屋のリーダーなので・・・・」

「うん、ありがとう。じゃあいってくるね。行くよマリー」

「う、うん」

 人間のここなと二人で、ラシエルを運ぶ・・・・・。わーなんか気まずい、気まずすぎるよ。

そうだ、話題何か話さなきゃ・・・・・。

「そうだっ、何で自らものを作る魔法が、ウォルターナアイリッカーなの?

ウォルターナアイリックじゃなくて?」

 よし、話題発見!これで、気まずくなんなくてすむ・・・・。

「それね、何だっけ・・・・・あっ、そうだった。物を乗せて運ぶ時とか頑丈に作りたいときは、

最後の文字を「ク」じゃなくて「カー」って伸ばすんだよ」

 へー意外といろんなこと知ってるんだ。さすが先輩というべきなのか・・・・・・。

でも、どういう魔法か忘れてたし、すごいのかドジなのかわかんない・・・・。

ふぅ~運びながら保健室行くのって大変、案外遠いし。

あっと、そういえば・・・・ここなは今学校にいちゃいけないんじゃ・・・・・。

保健室の先生に「何でいるの?」とか、聞かれちゃったらどうしよう。

「ココナッツさん久しぶり。学校に何か用事でもあったの?」

「お久しぶりです先生。急に学校が恋しくなってしまって。それよりマリーさん、

ラシエルさんのことを話して」

 すごい、普通にごまかした。保健室の先生も怪しんでないし、成功?

それに「さん」?って、ずいぶん他人っぽい言い方・・・・。

あっそうか、私とここなは偶然あったことになってるんだもんね。だったら、私も敬語で・・・・。

「あっ、わかりました。えっと・・・・・・・・・

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それでここに来ました」

 私は、今おきたことを全部話した。でも、ここなが犬から人間になったことは、

偶然あったってことにしたけど・・・・。

「なるほど。それでココナッツさんが、一度気持ちが安心する魔法をかけたということですね」

 これで伝わったのかな・・・・。ちゃんと説明した自信がないよ・・・・。

「で、一応ラシエルさんを少し保健室にいさせてください。

あれ、ラシエルさんの腕に、こんなマークあったっけ?マリーさん知ってる?」

「えっ、何マーク?」

 おかしい、さっき運んだ時にはマークなんてなかったのに・・・・。

私はラシエルの腕を見てみた。確かにある、左ひじの辺りはっきりと。

マークは丸く、真ん中から左右に二本の角が生えていて、その下に四つの羽が半円を描くように、

並んでいるようなマーク。色は紺色に近い感じ。

「こんなマーク知らないよ。私が運んだ時にはなかったし」

「そう、では失礼しました」

 私は、ここなに連れられ保健室を出た。

「ありがとう、ここな」

「ん、何が?」

 ほっ、いつものここなだ。やっぱりさっきのあれはわざと他人っぽい言い方だったんだね。

「だってラシエルを、助けてくれたじゃん。すごいうれしかった」

「それは、私が先輩ってのもあったし、なんかマリーが不安そうだったから」

 なんか、うれしそう。いつも、こんなに頼れる「ここな先輩」ならいいんだけど。

なーんて、案外いつも頼りにしてるよ、ここな先輩。

人間のここなと歩く学校。もし、私が魔女の子で、もうちょっと早く入学していたら、

本当にここな先輩として、一緒に歩いていたかもしれないなぁ。

まぁ、そしたらリタ達と会えないからいやだけど。

部屋の前まで来たけど、さっきみたいにリタまで倒れてたらどうしよう。

「遅かったな、バーレットは大丈夫そうだよ」

 ほっ、リタも元気そうでよかった。安心安心。

「じゃあ、バーレットは平気そうだし、保健室に運ばなくてもいいと思うよ。

それに二人は、授業があるんだから行っておいで。私が、バーレットを見てるから」

「やばっ!もう時間じゃん。行くぞマリー」

「うん、ありがとう」

 リタには何もなくてよかった。っていうか、元気よすぎじゃない?

そんなに走らなくても・・・・・息が切れる・・・・・・・。


また、日にちが開いてしまうかもしれませんが・・・。

全力で頑張りますのでよろしくお願いします!

                 次回も、お楽しみに。

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