エカテリーナ、見惚れる。
第四十八部
『広域殲滅魔法』を彷彿と
させる、圧倒的な”破壊の嵐”が二度に渡って
吹き荒れた。
いや、広域殲滅魔法でも・・・発動時にあの
ような”大気と大地が震える轟音・衝撃”は起こ
らない・・・。破壊的、まさに破壊的!
私は、”震え”が止まらなかった。あまりに
衝撃的だった。恐怖も感じたが、それ以上に
興奮を・・・それも”性的な!”感じていた。
何故かは、解らない。この私に、こんな
”淫らな”一面があったなんて・・・。
身体の”芯”が熱い・・・。身悶えるよう
な感覚・・・。
震える、これは”歓喜”の震え・・・!?
何に対して?まさか、転生者に・・・?
とにかく、転生者は”あれ”を1人で行った!
いや、召喚?した”何か”が?どちらが?
広域殲滅魔法は、天使なら最低4人必要と
なる。一度行使した後は、激しく消耗し、一
週間は”寝込む”事となる・・・。追い込まれ、
後がない時の、最期の手段である・・・。
転生者は、”あれ”を2回も・・・!
流石に、その”意識”が弱っている。時間が
無い!救助を、回収を急がなくては・・・。
呆然としている、アリーナ・エリザベータ
と、女子高聖達を”叩き起こす”為に、檄を飛
ばした後、状況把握に努める・・・。
”敵”は、それでも見事!敵ながら天晴れ!
私の配下も、あの級の天使達が揃っていた
なら・・・。
”敵”は、その持てる”全ての力”を極限ま
で使い果たして行使した
”極大防護網”により、
”生きて”はいる・・・。
あの状況下で、それは見事!転生者も、
”神属殺し”にならなくて、本当に良かった!
だが、”生きて”はいる、と言っても”意識”
は無い。”仮死状態”・・・。
そうはならないだろうが、”復帰”すると
したら、早くて最低2年は掛かる筈・・・。
!?・・・何故?私達は、再び強大な”力”
の気配と、衝撃波に弾き飛ばされる!
先程よりも、更に強大な、いや”多数”の
”力”?何事なのか?
空間に生じた”穴”から更に多量の”金色の
霧”が勢いよく噴出する!
衝撃と、重圧!・・・痛い!苦しい・・・!
これは、本格的にまずい!
「総員、急いで着地!無理に空中に留まるな!
距離を取って、急いで着地!着地!」
聞こえているか?聞く冷静さがまだあるか
解らないが、指示を出す・・・。
転生者は、彼は自身も”瀕死”というに近い
”消滅”の危機にあるこの状況下で、何を?
新たに召喚?を行い、何をしたい?
多数の”気配”を感じさせる大量の”金色の
霧”は、やはり収束し変色して・・・新たな
”何か”になる。
その数、先に出現した分とで、合計12!
先に出現した”何か”と形状や大きさの異な
る、同じのもあるか・・・。何より更に巨大
な”何か”が2つ?2・・・数える単位が解ら
ないが、ある!
やはり、”意志”と”魂”を感じる、12の
”何か”・・・。気づいたら、私は涙していた。
私はそれらに”畏敬の念”を感じていた。
頬を伝う”感涙”・・・。
決して、凶悪な”破壊の使者”ではない。
その力強く、美しい姿は・・・!誇り高く
気高く、尊い”存在”なのだと・・・!
戦いが終わった今、新たな召喚?により、
何をするのか?と困惑していたが、私は理解
した。感じ取った・・・。
それは、”転生者”と”12の存在”の”魂の
共鳴”・・・!時空と世界を超えた”強き絆”
・・・!まさに、”大いなる『愛』”・・・!
”12の存在”は、転生者が召喚?したので
はなく、自らの意志でやって来たのだ!
”転生者”と”12の存在”・・・それぞれの
”魂”は、独立した”個”の存在である。
しかし、その根底の部分で、強く深く結ばれ
ているのだ、と・・・!
お読み頂きまして、ありがとうございます。すみません、番外編まだ続きます。本当に、すみません。引き続き宜しくお願いします。




