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日本男児、異世界を征く。  作者: 益荒男中年
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エカテリーナの策。

番外編、続きです。

        第四十六部


 ”広域探知魔法(ツポレフ)!”。


一刻を争う転生者救出の為、私は”遠距離攻撃”


を行う事を決めた。


 精度の問題から、本来であれば取りたくは


ない手段であるけれども・・・。


 ”敵”の数が少なくて、私が一人で行うのなら


・・・失敗を考える理由すらないのだけど。


 敵情最終確認を行う為に探知魔法を放つと同


時に、転生者から放出される”異界由来の力” 


が増大するのを感じる・・・。


「エカテリーナ様!異界人は、これ以上持たな


いのでは?あんなに”力”を放出して・・・!」


「エリザベータ!私の”経歴”に汚点を残させ


るつもり?私の”派閥”を気取るなら、自分の


命と引き換えに、彼の魂を繋ぎとめなさい!」


「はわわ・・・。す、すみません!」 


 エリザベータは、基本的には優秀だ。だが


何かが足りない!覚悟?気概?私の指示が


あれば良く働くけど、”自分で成し遂げる”


という、姿勢がない。そして、考え方が弱気


過ぎる・・・。


「エカテリーナ様!異界人は”敵”と差し違え


て死ぬつもりなのでしょうか?


 それとも、ナターシャさんは、まだ何も説


明をしていない?異界人は、自分が魔法を使


う事の”危険性”を、理解していないのでしょ


うか?


 いえ、全てを知ったうえで危険を省みず


戦う”武人”が転生してきたのかしら?」


「アリーナ。ナターシャが話しをする前に、


”敵襲”を受けた可能性はあるわね。


 それならば、まだ彼がしようとしている事


の説明は付くけど・・・。


 あなた好みの、”自己犠牲精神溢れる武人”


なら、一大事よ!早く、彼を止めないと!」


 アリーナも、基本的には優秀だ。だが、自


身の能力を超えた問題にあたると、現実逃避


する癖がある。”武人”の夢に逃げた、な。


「アリーナ!彼が消滅する事は、絶対に許さ


れない!差し違えるなら、あなた一人で充分


よ!彼を救う為に、今すぐ”特攻”なさい!」


「!?はいっ、すみません!」


 今回の、この転生者は”当たり”だ。やはり


3神の加護は伊達ではない!強大な”防御力”


と”攻撃力”が、行使されようとしている事を


感じる・・・。”金色の霧”より感じる”闘気”!


 手練れの3班。いや、まずは”交戦状態”にあ


る2班8名に対し、どれだけの”戦果”をあげる


か興味深い・・・。これが『スプートニク』に


基づく”力”の行使だったなら・・・。


 彼の、異界の”戦い”を、正直見てみたい。


 内包されている”異界由来の力”は、与えら


れた加護程、好ましい量ではないだろう。


 導き出される結論・・・。良くて”敵”と


相撃ち、最悪は今彼が行使しようとしている


異界の神聖魔法?の術式が、構築される前に


時間切れで消滅・・・。


 どちらにしても、任務の失敗でしかない。


「作戦を一部変更しようかしら?でも、あの


異界の神聖魔法?に、干渉出来るのかしら?


 アリーナ班、エリザベータ班は”敵”の排除!


我が班は、転生者に対し”魔法封じ”を行う!


 攻撃は、攻勢中の2班に一撃を放った後、


直ちに潜伏中の1班にも行いなさい!


 ”魔法封じ”は、私が直接行う!”お嬢ちゃ


ん”達は、ありったけの『スプートニク』を


集めて、私に送り込みなさいっ!


 距離はあるけど、高精度の攻撃で必ず一撃


で排除する事!以上っ!」


 「「「はっ!」」」


 我が班が”お嬢ちゃん(女子高聖)達”でなく、


私の希望どおりに女子大聖編成になっていれ


ば・・・”魔法封じ”も楽に出来たかも?


 ・・・!?彼の神聖魔法?が・・・。


「あれは、いったい?何をしたの?防護壁


は、土魔法ね。あの浮かぶ物は?召喚魔法?


 いえ、物質創造・・・。主神・聖ウラジ


ミール閣下の『万物創造の秘術』と同じ?」


 魔法効果を伴う物理攻撃か?私と同じよ


うに・・・聖弓術士のような”実体弾”攻撃?


 あの”塊”?で、狙い撃ち・・・?発射速度


が余程高くないと、軽くかわされてしまう。


 彼は、どうする・・・?





 


 

お読み頂きまして、ありがとうございます。番外編は、予定ではあと二回続きます。本編の補足も兼ねているつもりです・・・。引き続き宜しくお願いします!

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