抜け
某狩人小説で、弓矢を出さぬままズルズルと連載を続けてしまいました。よく考えたら、弓矢使いがいれば、かなり楽に冒険が進むはずなんです。
もう一つの異世界物では主人公にクロスボウを使わせておきながら、なぜこっちで弓矢が抜けてしまったのか。単純にケアレスミスといえばそれまでなんですが。どうしてこのようなミスを犯してしまうのでしょうか。
作家が仮に粗忽ものだった場合、腕利きの編集者がいれば事足りるのですが。我らは個人事業主が大半で、書籍化作家でもなければ、有能なマネジャーも敏腕編集者もいない中で、自分の作品のチェックをしなければならないのです。
よりによって私はADDなので、どうしても不注意になってしまいます。いや今回のミスは、それだけではなく、やはりトコロテン方式という執筆態度に問題があったような気がします。もしプロットを書いていれば、弓矢の存在をすっ飛ばして、十何話も書くという失態はなかったはず、ですよね? いやいやいや、それでもすっぽかしてた可能性はあります。
こういう抜けを、他の皆様はどのようにして防いでいるのでしょうか。とても気になります。プロレスに例えるなら、ドロップキックを一度も出さずに試合が終わりかけたようなレベルの話です。ああ、でも飛び技が苦手だったら、ドロップキックなしもあり得るでしょう。あまりよくないたとえ話です。
鉄道模型に例えるなら、踏切なしのレイアウトを作ってしまったようなものです。うん、これは確かにおかしいですね。これでいきましょう。
本当のこと言うと、鉄砲があればすべて済むという話もあるのですが、小火器の知識がないので、鉄砲はあえて除外しています。基本的に私の小説には鉄砲が出てきません。
さて、弓矢の存在に気づいたら、今後の展開をどうしていけばいいのか。果たしてこの壁を乗り越えられるのか私は。無理だったらエタナールは必至です。それとも矛盾を力押しで書ききって終わらせるか。そういう方法もあるっちゃーありでしょう。
これから、弓矢が出てこない理由を考えることにします。かなり苦しい展開になるかもしれませんが、お付き合いお願いいたします。