間違えた知識で小説を書いてしまった場合
現在進行形で、書いていて気づいたのですが。
発達障害者の就労支援というのは、それだけを事業にしている所はほとんどなくて、事業所とセットなんですね。A型事業所というのがそれで、就労支援をしつつ、当事者には働いてもらう。期間は二年。ということが、いろいろ調べてだんだんわかってきました。
そこをうろ覚えの知識と思い込みで突っ走って書いたので、現実とは遊離した内容になってしまいました。
これを事実に即して書くとなると、まだ完全に調べていないので、筆が進まない状態になっています。もう少し深く知るには、実際に利用してみないと、雲をつかむような雰囲気で、詳しく書くことができません。
昔から、体験しないと書けないタイプなので。
たとえるなら、野球は5人でやるスポーツだと思っていたら、本当は9人でしたといった状況になっています。こういうことは起こりがちですが、どうも私は、自分で「これが常識だ」と思ってしまったら、疑うことを知らないので、そのまんま突っ走ってしまうことが多い。自分で常識だと思っていることは、間違っていることが多いにもかかわらずです。
今後、どうしていくか思案中です。本来ならば、間違えて書いたところを全て捨てて、別の物語を書き直すのがいいかなと思ったけれど、それをやると、今まで読んできた人にとっては、いきなり話が消えてしまうことになります。読者は少ないけれど、今後の展開を期待していた人がいるかもしれないので、全部とっかえはあまりしたくない。
そうなると、間違えたまま進んでいくという、物語として破綻したまま駒を進めることになり、これはどう転んでも『失敗作』ということになってしまうのですが、私としては、こちらを選択するしかないなと思っています。
だから、発達障害者の就労支援に詳しい人が読んだら、「間違ったことを書いている」と気づくと思うのですが、そこは恥を忍んで耐えるしかないと思っています。感想欄で指摘が来るかもしれませんが。
事前に気を付けて、下調べをすべきでした。多少かじった時点で、早とちりをして、うのみにしたまま進めていくことが、あまりにも多いような気がします。ちょっと検索すれば、わかることなので、もう少し慎重に動くか、あまり知らないことについては書かないで済ませるように舵を切ることが必要でしょう。
やはり、プロットを事前に立てずに、思い付きで、物語を進める作法を続けていたため、今回のようなミスをしてしまったのだと思います。ただ、私自身、事前プロットを作ると、そこで固まってしまって、話を進めることができないという癖があるので、これをどうやって理想的な創作手法に近づけていくかが課題になっています。
就労支援事業には、それのみの物もあると調べがつきました。
書いたことを直した場合、全面改稿になりそうなので、このままにしておきます。