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詩置場

遥か先の近いところ

作者: さわい

ふと目に滴が溢れ出す

顔がほころび傾げる頭

理屈などでは到底届かぬ

たいそう身近な答えなんだ

でもまだ誰も

そこにたどりつけなくて


乳歯が顔だす放課後に

チャイムを無視して鬼ごっこ

一人また一人と消えるなか

見上げた夜空は夕暮れだった

一瞬とも言える煌めきに

不意に来たるは闇の時間

幼心は夢の図鑑


明日までの憎しみが

昨日までの優しさが

いつのまにか溶け込んだ

はるか彼方の僕の心へ


懐かしい匂いがした

心締めるものを見た

耳はちゃんと覚えてた

舌はそれを知っている

全身が震えたつ

幾星霜より遥かなる

時とも違う世界たち

そこに触れる僕たちに

理由なんて要らぬだろう

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