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始まりのマジョの噂


プロローグ


 そこは広々とした畑や牧場が広がっており、所々に大きな木製の風車が建っていました。ゆったりとした田舎の様なこの土地は、フワルー村と呼ばれています。大陸で一番農産が盛んで、晴れ空のよく似合う場所でした。

 ある時、そんなのどかな村の雰囲気に似つかわしくない不穏な噂が訪れました。今ではもう、村はその噂で持ち切りです。


「おい、聞いたか。あの噂」


「あぁ、東の果てにある"晴らずの森"のやつだろ」


「あそこに、魔女が住んでるっていう噂?」


 噂の話をする人々は皆不安そうな顔をしていました。それもそのはず。今は『魔王』という魔物ひいては魔族の王が誕生し、魔物、魔族が活発になり、おまけとばかりに凶暴性が増している世の中なのです。普段は温厚な魔女でさえ、魔王の(しもべ)として非道な所業をしたという話を何度か聞きました。そしてなにより、フワルー村はその晴らずの森と同じように東に位置する村だったのです。

 少しずつ暗くなっていく村の人々。けれど、そこで小さな子供が元気に声を上げました。


「でもきっと勇者様がどうにかしてくれるよ!」


 にっこり無邪気に少年が言い放ったのはザ・他人任せ、もとい他力本願。

 そして大人たちは、


「そうねぇ、勇者様ならなんとかしてくださるかもしれないねぇ」


「あぁ、きっとこの噂もどこか違う所でお聞きになってるにチゲェねぇなぁ」


 あぁ、そうよね、あぁ、そうだなと言いつつ自分達は大人なので自分で出来る魔物や魔族対策をキチンと実行していきました。

そして青を身に着けた勇者が魔女を倒したという噂が流れ着くのは、そう遠くない未来のお話。



 まぁ、人は尾ひれ歯ひれを付けちゃうのはどうしようもないことなのですけれどね。口伝間違いもまたしかり。



 さて、これはこれから続く青い勇者の物語のキッカケのお話。




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