↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

彷徨う小舟

作者: 秋葉竹
掲載日:2026/09/20


 


緑色のかそけきかおりが

だれを選ぶ訳でもなくただただよっている


新しい葉にくるまれるように

やすらかな気持ちを運んで来てくれる


こころって

実るものなのだって

初めて教えられたとき

しゃがみ込みながら泣いていたのは

緑色のかそけきかおりに

やさしい小雨のあたたかさを感じたから



都会の森へと流れゆくひとの波波のなか

木漏れ陽のような清らなキラメキをみて

夢の中のような小雨のあたたかさを想う


何処までも辿りつけないのは

だれかのせいではなくじぶんのためだと


こころに住まうちいさな慈愛の願望を

遠くこころの森へと埋めにゆこうか


悲しみみたいな風が吹く木木を縫い

はるか遠くの春を慕い涙をこらえている


なにをかたればなにがどうなるのかが

わからないからかたりつづける


まるで彷徨う小舟のように

ゆくさきも無くただ白い波のゆくがまま

ゆくあてもなくやさしさだけを

じぶんを抱きしめるみたいに握りしめて








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
>何処までも辿りつけないのは だれかのせいではなくじぶんのためだと この言葉もとても心に残りました。 やさしさを手に離さずに握り締める彷徨う小舟 何かを語りつづけるように。 読ませて頂きありがと…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。