一回戦開始
そして、直ぐに一回戦が始まる。
この健闘大会は2日に渡って行われるらしい。
参加人数が多い為、今日は明日の決勝に進める16名を決めるらしい。
決め方は至ってシンプル。
参加者を16グループに分けてバトルロワイヤルをするらしい。
最後に残った一名が晴れて明日の決勝に進めるらしい。
なるほど、これは分かりやすい。
…と言うか、バトルロワイヤルって何?
「それでは健闘大会、第一回戦を始めます。事前に渡されたNo.1とかかれている参加者はステージに上がって下さい。」
闘技場全体に聞こえるほどの声で第一回戦の招集がされる。
「おっと、俺も一回戦だったな。」
俺は、先ほど借りた木剣を手に取りステージに向かい歩いた。
闘技場の廊下を歩きステージに向かう。廊下終点に見える明かりへと近付いていく。近づくにつれ歓声が聞こえてくる。
「これ全員、観客か?」
廊下を出ると、日の下に出る。
日の明かりが眩しかったが、それも気にならないほどの観客の数。
ステージを囲うように設置された観客席はすべての席が埋まり、歓声が沸き起こる。
俺はその観客の人数に圧倒されながらも一段高く作られているステージに上がる。
どうやら俺が一番遅かったらしく俺以外の15名がすでにステージに上がっていた。
どの参加者も俺よりも若い。
血気盛んな若者達だ。そういう俺も参加しているから、なんとも言えんが…。
「16名が揃いましたので、改めてルールを説明します。ステージの外に落とされるか、気絶もしくは降参したものは失格となります。最後に残った1名が明日の決勝に進みます。」
なるほど、これなら命の危険は無さそうだ。賞金は欲しいが、まずは俺の今の力量を測るのが目的だ。道場から最初のこの町の側でも、獣くらいは出るだろう。負けたとしてもそれで幾らかは食べて行けるだろう。
「それでは、第一回戦。初め。」
司会者からの掛け声を合図に俺以外の15名は、武器を構え走り出す。




