UNDERTALEを始めてみることになった
うちの子がクリアできないと言ったルートは『Gルート』と呼ばれるエンディングに分岐するものだった。
Genocide Route
つまり虐殺ルート。
愛と優しさに包まれた世界を徹底的に破壊するシナリオだ。
登場人物たちの愛くるしさにすっかりやられてしまったうちの子は、キャラクターたちのことが大好きすぎて、もうそのルートには近づけないと言っていた。
だからゲームになんの愛着もない私にやらせようという魂胆だった。
自分の手を汚さずに、人を使って悪事をさせるなんて末恐ろしい子……!
というのは冗談であるが、正直、虐殺ルートはどうでもいいとして、私にはUNDERTALEのゲームシステムに順応できる自信がこれっぽっちもなかった。
そう、あの赤いハートが『避けるやつ』だ。
実況動画を見ていても、あのちょこまかと細かい変なのを避けなきゃいけないのが、絶対に無理だと思った。
そもそも弾幕ゲームという言葉も知らなければやったことも一切なかった。
老化が始まり、集中力も反射神経も動体視力も低下の一途をたどる私のポテンシャルで、どうやってあのすごいヤツを避ければいいのだろう。
(AU動画と本家動画が混同していたため、壮絶に難易度の高いものを想像していたのである。サンズの洗濯機のすごいヤツとか)
でも結局、うちの子のお願い攻撃を受け続けて、わたしは……
Gるーとをやってみようというケツイがみなぎった。
……のである。
そして私はUNDERTALEを開始した。
それがまさか、長く続く探究の旅の始まりになるだなんて、その日の朝はまったく思ってなんかいなかったのである。(少し大げさ、でも本気)