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色々あったベネシャ観光

 ベネシャに戻ると〈同化〉で変化したオルトロスとスレイプニルの従魔登録をしに、冒険者ギルドに向かう。


 『おーっ、君達。 マリンバさんには無事に会う事が出来ましたかにゃ?』


 『はい。 おかげさまで、三人揃って魔力を向上させる事ができました。 それと、〈同化〉スキルで従魔達の姿が変化したので登録をお願いします。』


 『そうでしたか。 森に向かっても、マリンバさんに会える冒険者はあまりいにゃいので役に立てて良かったですにゃ。 では早速、従魔達に会わせてくださいにゃ。』


 前回と同じく、チェレスさんに冒険者ギルドの外に来てもらい、外で待たせている従魔達を見せる。


 『にゃーっ! まさか今度はBランクに位置付けされてるオルトロスとスレイプニルに従魔達を変化させているとは!! 流石はマリンバさんに鍛えてもらえただけの事はあるにゃー!』


 チェレスさんがギルドの外で大声をあげた事で、ギルドの中にいた他の冒険者達も何事かと駆けつけてくる。 すると、Bランクの従魔達の姿に周りが一時、騒然となるも無事に従魔登録を終了する事ができた。


 『さてと、今回はギルドから直接、依頼のお願いも無かったね。 一通りベネシャを観て回った事だし、そろそろウィンに戻ろうか?』


 『そうだね。 帰る前に一度、ハープさんとリネットさんが街にまだ滞在しているようなら挨拶しておきたいんだけど、寄り道してもいいかい?』


 『そうね。 じゃあ、今晩は酒場や劇場あたりを回って二人を探してから、明日ウィンに帰るようにしよう。』


 全員未成年の為、夜間の酒場や劇場に入る際には毎回、入店を断られそうになるが事情を説明すると、二人が出入りしていたか情報を教えてくれる。


 『この店にもいなかったね。 次の店でいないようなら酒場は他に無いらしいよ。』


 最後に訪れた酒場に入ると、ホールから美しい音色が聞こえてきて、確認するとリュートを演奏するハープさんとダンスを披露するリネットさんを見つける事ができた。 他のお客さん達と一緒に二人のパフォーマンスが終わるまで楽しんで観ていると、向こうもこちらに気づいて話しかけてくれる。


 『ラッキー君達じゃないか。 まだこの街に滞在していたんだね。 そこのテーブルが空いているからジュースでもご馳走しよう。 ベネシャでの観光は楽しむ事が出来たかな?』


 俺達はベネシャで体験した話しをお互いに話す。 楽しいひとときが過ぎるとリネットさんが話しかけてくる。


 『実はね、この週末で私達もベネシャを離れて船で今度は獣人の住む街に行く予定なの。 ウィンに戻る前に最後にまた会いに来てくれてありがとう。 またどこかで会えるといいね。』


 こうしていろんな事があったベネシャの旅は今日で終了して、明日からは再びウィンの街に戻る。


 『そうだ、スレイプニルがいるからトラバスさんやカルテットの連中だけでなく、親父にもお土産を買ってあげよう!』


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