表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/123

流し網漁開始

朝の続きを更新してます。 ご迷惑おかけしましたm(_ _)m

 『俺達の漁法についてだが、海面に漂わせる流し網漁法を行っている。 泳いできた魚が網に絡み付いて漁獲される仕組みで回遊性の魚を対象にした漁だ。 今回、ターゲットにしているレインボーフィッシュもこのやり方で捕獲している。』


 俺とアルトはティンバ兄弟の指示に従い、海中に向かって網を投げ入れる。 その後、船を走らせると長く帯状に設置した網は、潮の流れや風の影響を受けながら船の後ろを漂う。


 『どれ、最初の獲物が掛かっているか網を引き上げてみるぞ!』


 『くぅっ! これは相当な力仕事だ。』


 逞しい身体つきをしたティンバ兄弟が黙々と網を引き揚げているのとは対象的に、横で一緒に作業をしているアルトを見ると、顔を真っ赤にしながら網を引き揚げている。


 何か上手く作業出来る手段が無いだろうか? 


 肉体的な力だけでは、体力がすぐに限界になりそうな為、俺は試しに自分の全身に魔力を発動させてみる。 すると、身体の負担が少なくなり、飛躍的に作業がやりやすくなる。


 『アルト、力仕事に頼ったままだと身体が持たない! 身体の全身に魔力を発動させながら作業をしてみてくれ!』


 『何これ? さっきまでとは比べものにならないくらい作業がしやすくなったかも! ありがとう、ラッキー。』


 俺とアルトの作業効率が上がった事で、あっという間に最初の網が引き揚げられる。


 『二人とも、華奢な身体つきをしているのに、本業の俺達よりも力があるとは! 流石は冒険者といったところか! とりあえず、網に掛かった魚を確認していこう。』


 四人がかりで、網にかかった魚を船の生簀の中に丁寧に移動させていく。


 『どれどれ、ブルーサーモンにベネシャアジ、甲冑エビにオーシャンブリか。 どれも高値で取り引きされる物ばかりだが、肝心のレインボーフィッシュがかかっていなかったか…よし、二回目の網の投入を始めるぞ!』


 その後も二度三度と流し網を引き揚げるがレインボーフィッシュの姿は確認できない。


 『くそっ、日没までには港に戻らないといけないので、次がラストチャンスになるぞ!』


 その時、海上から魔物の気配を感知したフラットが警告してくる。


 『おい、おいっ、なんだ…水面から見えるあの巨大な影は!!』


 『ひぃっ、船ごと飲みこまれてしまう!!』


 『うわーーーーーーーーっ!!』


 水面に潜んでいた巨大な影は、俺達の前に姿を見せると、巨大な口を開き船ごと飲み込んでしまう。


この小説を読んで「続きが気になる」「面白い」と少しでも感じましたら、ブクマと↓の☆☆☆☆☆から評価頂けると嬉しいです。 いいねもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ