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いざベネシャへ!

 『わぁ、これが話に聞いていたメガジャンボパフェかぁ! 他にもいろいろ食べてみたいのに、これ一つでお腹いっぱいになっちゃいそう…』


 『あむっ、あむっ、じゃあさ、私の食べてるロイヤルショートケーキホールと少しシェアしてあげよーか?』


 『ホント!! ありがとう、アルト!』


 『二人ともスィーツに夢中になるのもいいけど、肝心の旅の計画の話もちゃんとしようぜ!』


 うわっ、二人の視線から殺意を感じた! これ以上、下手な事は言わないほうが身のためかもしれない…それにしても二人が食べるスィーツの量がエグいな。 二人がスィーツを食べ終えて満足したところで、ようやく本題に入る。


 『実はね、ウィンから乗り合いの馬車があって、それに乗ってここから南に一週間程、進んだところにベネシャと呼ばれる大きな都市があるの。 海の見える観光地として有名で、魔道具をエネルギーとして動く観光船や美味しい海産物を堪能出来るお店が多いみたい。 勿論、浜辺のビーチから見える海も絶景でエメラルド色に輝いているんだって!』


 『なんだか話を聞いてるだけでワクワクが止まらなくなりそう! 早く行ってみたいなー。』


 『乗り合いの馬車なんだけど、定期便になっていて最短で乗れる日が明後日の予定になってたはず。 それと残念ながら従魔の利用は受け付けてくれないので、ホルン達はハウスアンデットで待機させないといけないかな。』


 『それなら明日のうちに旅で必要になる準備を整えておかないとだな。 二人と別行動中にカルテットの連中と時々、交流していたけど、また長旅になるから挨拶も済ませておかないと。』


 『ラッキーの友人達のパーティの事だよね。 私も一度会ってみたいから、一緒に行ってもいい?』


 『コルネも行くなら私も一緒に連れてってよ。 しばらくぶりだしね。』


 夕方ならカルテットの連中が拠点にしている宿にいるかもと訪れると、宿の前でピア達と遭遇する。


 『ラッキー達じゃないか。 ひょっとして、その人が新しく仲間になったコルネさんかい? 立ち話もなんだから、宿で一緒にご飯にしようぜ!』


 俺は皆んなでご飯を食べながら、カルテットの皆んなにコルネの紹介とカルテットのメンバーをコルネに紹介する。


 『それにしても、俺達より四か月遅れで冒険者になったラッキーが俺達と同じDランク冒険者になってるんだから、うかうかしてられないぜ。』


 『そういえば、ピア達のダンジョン探索は何処まで進んでるんだ?』


 『地下10階まで進んだんだけど、Cランクの魔物が出現するので今は足踏み状態なの。 私もラッキーみたいに魔力を磨かないといけないね。』


 魔法使いのハーモニーが項垂れる。


 『ダンジョン探索はしばらくお休みしていて、明後日からは西のロンド王国に行く行商人の馬車の護衛の依頼を受ける予定なんだ。 大規模な商隊で護衛の募集をまだ受け付けているからラッキー達も一緒に依頼を受けないかい?』


 『悪い、オルガ。 俺達も明後日から南のベネシャにしばらく行くので、今日は挨拶に来たんだ。』


 『それは残念、また機会があれば合同で何か依頼を受けましょうね。』


 チェロの提案に俺達は約束してカルテットの皆んなと別れる。 次の日は食料やポーションなど必要な物資を購入して、明日はいよいよベネシャに向かって出発だ!


 

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