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鉱山に潜む魔物

投稿が遅くなりましたm(_ _)m

 『鉱山に入る前にラッキー君、アルトさん、この鉱山は長い年月使われていない為、坑廃水が溜まったいたり魔物の巣となっている危険が予測される。 ちなみに抗廃水とは雨水や地下水の影響で染み出した、人にとって有害な金属を含む水の事だ。 無いとは思うが決して口にしないよう頼むよ。』


 前に地下の下水を探索した時と同じく、ランタンの灯りとアルトのウィルオーウィスプで暗がり対策を万全にする。 今回の隊列はトラバスさんのリザードマンのテナーとアルトの召喚しランタンを持ったゴブリンスケルトンが前列、中列は俺とアルトとトラバスさんが並び、後列は暗闇でも目がきくホルンとトラバスさんのワイルドウルフのトロンが担当する。


 『トラバスさん、古い鉱山という事ですが落盤の危険とかは大丈夫でしょうか?』


 『不安かね、アルトさん。 では都合良くヴァンパイアバットの群れが現れたようなので私が一匹〈テイム〉しよう。 テナー、他のコウモリを頼むよ!』


 テナーは駆け出すと達人のような剣捌きで飛んでいるヴァンパイアバット次々に倒していく。


 『よし、上手く〈テイム〉出来たぞ! コイツのスキル〈超音波〉を使えば危険な天井が無いか確認できるのだ。  それとヴァンパイアと名前がつくが吸血されても我々が吸血鬼になる事は無いので安心してくれ。』


 『トラバスさん、もの凄く魔物の知識が豊富ですよね。 冒険者になって長いのですか?』


『確かに経験が長いのも事実だが、危険と隣り合わせの商売だからね。 本や経験者からの情報収集を日々行っているのだよ。 この依頼が完了したらラッキー君にも魔物の記述が書かれた本を何冊か貸してあげよう。』


 『ありがとうございます。 あれ、この辺の岩の隙間ですがキラキラと光っていませんか?』


 『どうやら夜光石が含まれているようだね。 残念ながら目的の採掘場はまだかなり先の筈だよ。』


 それから魔物を倒しながら坑道を一時間ほど進むと、開けた場所に繋がった。 すると、探知系のスキルを持つホルン、トロンが同時に警戒して吠える。 すると奥のほうから身体の頭部と本来なら尾にあたる反対側にも頭がある巨大な蛇が姿を見せる。


 『まずいなアンフィスバエナか…アイツの牙には猛毒があり咬まれたら命の保証は無いぞ! ヴァンパイアバット、アイツの周りを飛んで注意を引きつけてくれ!』


 ヴァンパイアバットが注意を引きつけているとアルトがファゴットさんを憑依させ、〈闇魔法〉を発動させる。


 『降り注げ! ダークアロー!』


 複数の黒い矢が直撃するとアンフィスバエナは激しく身体をよじる。

 

 『今よ、皆んな!』


 俺とトラバスさんとテナーが周りを囲むように三方向から斬りつけるとアンヒィスバエナは鼓膜がやられそうな音を出し絶命する。


 『助かったよ、アルトさん。 まさかダブルジョブ持ちだったとはね。 安心してくれ、周りに口外する気は一切無いのでこの先でも頼りにしているよ。』


 『トラバスさん、アンフィスバエナがぶつかって崩れた壁から赫い鉱石が見えるのですが…』


『どれだい、アルトさん。 むっ、アレはひょっとして! ラッキー君、アルトさん。 あの場所を採掘するぞ!』

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