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ピア達との再会

 『おはよう、アルト。 不思議と同じ時間に会うよね。』


 『おはよう。 ラッキー、ホルンちゃん。 今日は私のほうが早く着いたと思ったんだけどな。 とりあえずギルドで報酬貰いに行こうよ。』


 冒険者ギルドに到着すると冒険者が溢れてザワザワと騒がしい。 あれっ、あの後ろ姿は!


 『おーい、ピア、オルガ、ハーモニーじゃないか! 久しぶりだな!』


 『えっ、ラッキー! 噂では聞いていたけど、本当に冒険者になっていたんだな。 お前、ジョブ無しだっただろう。』


 『実はあれからいろいろあってな、今は〈テイマー〉としてE級冒険者になったんだぜ! 横にいるのは仲間のアルトと従魔のホルンだ!』


『アルトです、よろしく。』 『ウォン!』


 『はじめましてアルトさん、ホルン。 久しぶりね、ラッキー。 冒険者になれて良かったね。 私達もラッキーの知らない仲間を紹介するね。』


 『〈吟遊詩人〉のチェロです。 皆んなの後方支援を担当しています。』


 〈吟遊詩人〉のスキルは歌を通して、仲間の能力を上げたり敵を眠らせる効果などがある支援タイプだ。


 『よろしくチェロさん。 ハーモニーも変わらないな。 ところでこの騒ぎはなんなんだ?』


 『私達も依頼の遠征から戻ったばかりで先程知ったばかりなんだけど、近隣の森の奥に新しいダンジョンが見つかったらしいの。 まだ中で出現する魔物の情報が判明していないので、皆んな情報収集に必死なんだと思う。』


 『俺達は遠征疲れで二、三日休んでから情報確認して探索するか検討するつもりだ。 もし探索に興味があればこのメモに俺達の拠点の宿があるから顔を出してくれ。 それじゃあまたな!』


 ピアからメモを受け取り別れるとギルドカウンターに向かう。 今日はメリーさんはいないようだ。


 『すいません、昨日の墓荒らしの依頼達成の報酬を受け取りに来たラッキーとアルトです。』


 『はじめまして、受付嬢のトワといいます。 本日、お休みをいただいてるメリーからお話を聞いております。

 墓荒らしを捕まえていただいた報酬として金貨一枚となります。 お二人ですので銀貨五枚ずつの受け渡しでよろしいでしょうか?』


 『はい、それでお願いします。』


 『では受け取りください。 それと良ければ今日も依頼を何か受けませんか? 他の冒険者達はダンジョン探索の準備で今日はあまり依頼を受ける方が少なくて。』


 『分かりました。 アルト、依頼を見てみようよ。』


 『そうだね。 依頼書がこんなに残っているなんて珍しい。』


 二人で依頼書を確認していると気になる依頼を見つけた。


 至急!!

 〈魔物進化に必要な素材の採掘作業を手伝ってくれる人を募集しています。 素材を多く採掘出来た場合、報酬の上乗せとして差し上げます。〉


 『魔物の進化だって!! アルト、この依頼受けてみても良いかな?』


 『私も気になる! 今回はそれにしようか。』


 こうして俺達はトワさんから依頼主を紹介してもらう事にした。

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