新たな強スキル
話が上手くまとめられず、投稿が遅くなりましたm(_ _)m
俺はマリンバさんと別れて、ハープさん達の元に戻る。
『マリンバさんには承諾いただきました。 今日は遅くなってしまったので、明日から指導をお願いできますか?』
『了解したわ。 全力で指導するから、ラッキー君の仲間達が従魔を獲得するまでに、なんとかスキルを獲得出来れば良いわね。』
その後、宿の手配をしてくれたマリンバさんと合流。 宿で夕食を食べながら、明日からの行動についてマリンバさんに報告する。
『私からのスキル指導も無事完了していたから、新たな取り組みが見つかって良かったわね。 そうだ! 流石に毎回ラッキー君達の前に無断で訪れては、ジュピターさんが黙っていないでしょうから、これを渡しておくわね。』
マリンバさんは俺に指輪を3つ渡してくれる。
『マリンバさん、この指輪は一体?』
『1つは私の身につけている指輪とリンクしていて、魔力を消費すると遠くにいても連絡を取り合う事が出来る魔道具よ。 残りの2つは、あの旅芸人さん達の1人に渡しておけば、今回の特訓が終わり、離れ離れになっても、連絡手段として使えるわ。』
『何から何までありがとうございます。』
『礼には及ばないわ。 今回のスタンピードでラッキー君には不意打ち的な形で協力させてしまったから、そのお詫びだと思って受け取ってくれるとありがたいわ。』
翌日、マリンバさんと一緒に冒険者ギルドに訪れると、別室に案内され、未だかつて目にした事がないお金が山積みとなって用意されていた。
『お待ちしておりました。 マリンバ様とラッキー君にそれぞれスタンピード解決の報酬として、白金貨300枚ずつをお渡しいたします。 この島を守っていただきありがとうございました。』
持ち歩くには、不安になる金額の為、ギルドで利用出来る預金システムを使って全額預ける事にしてギルドを後にする。
『それじゃあ、私はここでお別れする事にするわ。 スレイプニルのスキルがあるから、帰りは1人でもアルトちゃん達の元には戻れるわね。』
『はい、いろいろとありがとうございました。』
その後、ハープさん達と合流して町の広場に案内されると、リネットさんが準備運動を開始する。
『ラッキー君、どのスキルを優先して指導しようか迷ったんだけど、戦闘を想定した時に1番役立ちそうな物を選んでみたから、私のお手本を見ていてね。 ハープ、集中力を高めたいから音楽をお願い!』
『了解だ!』
ハープさんの演奏に合わせて、リネットが踊り出す。 すると、リネットさんの周りに蜃気楼が発生したかのようにリネットさんが幻影となって複数現れたように見える。
『ラッキー君、リネットが今、踊っているスキルはミラージュダンスと言って、敵に複数の自分を見せて困惑させるスキルでは無いんだ。 実際に今見えているリネット一人一人がスキルの発動中だけ存在し、複数攻撃が可能となる。 リネットのスキルの中でも群を抜いて体力を消費する強スキルだよ。』
ダンスが終わると、リネットさんは全身から汗が吹き出しており、足の筋肉が強張っている。 俺はすかさずエクスヒールでリネットさんの体力を回復させる。
『ありがとう、ラッキー君。 このスキルは私でも体力が続かず、3分くらいしか維持できないの。 マスターするには相当な覚悟がいるわよ!』
この小説を読んで「続きが気になる」「面白い」と少しでも感じましたら、ブクマと↓の☆☆☆☆☆から評価頂けると嬉しいです。 更新された『いいね』の機能も是非試してみてください!




