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ジョブとスキルの変化

前回の話の終わりを今回の冒頭に繋がるよう修正しています。

 俺は周りの人達に話を聞かれないよう注意する為、冒険者ギルドにある、密談する時に魔法で外部に情報が漏れない部屋を借りて、ハープさんとリネットさんに俺のユニークスキルについて説明する。


 『ラッキー君! いくら私達の事を信用してくれたからと言って、そのような話を簡単にするのは危険すぎる!』


 『ハープ! 何もそこまで怒らないでも…ラッキー君、ごめんなさいね。 あなたのユニークスキルが場合によっては、危険な思想を持つ権力者に利用されると心配してくれているのよ。』


 『わかっています。 俺の考え方が甘く、すいませんでした。』


 『ただ、事情はわかった。 私達のスキルでよければ、君の成長に役立ててくれて構わないと思っているよ。 吟遊詩人のジョブはまだ獲得出来ていないという事だったけど、ちなみに吟遊詩人はあとポイントがどれだけ必要なんだい?』


 『ありがとうございます。 確か残り1000ポイントだったはず…あれっ?』


 ポイントカードを確認すると、いつの間にかジョブの一覧に新しい表示がされているのに気づく。


 〈万能召喚士〉

 ※従魔、アンデット、精霊を操る事ができる。 テイマーのジョブを極めている為、特典を継承しており、テイマーだけではなく、ネクロマンサー及び精霊使いのスキルに関しても、1日に10分間だけ、任意で魔力の消費が必要なくなり無制限に使用可能。 


 どうやら〈テイマー〉〈ネクロマンサー〉〈精霊使い〉のジョブが一つのジョブにまとまったようだ。 更にスキルにも変化が見られている。


 〈絆強化・極〉

 ※従魔だけでなく、アンデットや精霊の身体機能やスキルを継承して使用する事が出来る。


 『これって、ひょっとして…スキルを発動している間はアンデットのように、バラバラにされても自己再生したり、精霊のように一時的に実体が無くなり、浮遊や壁抜けなどが可能になるのでは…』


 『ラッキー君の想像が当たっていた場合、ターンアンデットの魔法を受けた場合、除霊効果の影響を受けて消滅する危険もあるんじゃないの? リスクがありすぎて、検証する事は出来ない代物ね…』


 『2人とも、ひとまず話を戻そうか。 ポイント的に、吟遊詩人はすぐには獲得が難しい事がわかったから、今回はリネットに踊り子のスキルを指導してもらう方向で取り組んで行こう。 ちなみにマリンバさんには説明を済ませていないだろうから、戻ってきたら話をしないとね。』


 密談室から出て、しばらくすると、マリンバさんが俺達の場所に姿を見せる。


 『ラッキー君、ようやく依頼達成の手続きが終わったわ。 報酬は明日に支払われるそうだから、昨日までみたいに連日の特訓終了ごとに私の家に転移で戻っていたようにして休むか、それともどこかに宿でも取らないといけないわね。 知り合いのおふたりとは話が楽しめたかしら?』


 『マリンバさん、実はお知らせしたい事がありまして…』


 マリンバさんに先程の密談室に来ていただき、2人から新しいスキルの指導を受けたい事を説明する。


 『了解したわ。 それじゃあ明日にでも、報酬をもらったら新たな特訓に励むといいわね。 宿は私が探しておくから2人にお伝えしてあげて。 頑張ってね、ラッキー君。』

 

 『ありがとうございます、マリンバさん。』


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