思わぬ来訪者
寝坊してしまいました。 遅くなったのと短い話になり申し訳ありませんm(_ _)m
翌日、 ウィン近郊に、ハウスアンデットの家を建てて休んでいたのだが、昨日の命懸けの戦闘の疲れもあり、気がつくと昼近くに目が覚める。 リビングに行くとコルネがこちらに気づく。
『おはよう、ラッキー。 疲れていると思ったから、声をかけないで休んでもらっていたの。 それより、お腹が空いたでしょう? もうすぐ昼になるから、アルトが料理を作ってくれてるから待っててね。』
ソファでくつろぎ、しばらくすると、キッチンからアルトとジュピターが出来上がった料理を運んできてくれる。
『おう、主人よ。 ようやく目覚めたようだな。 早く食べたいから席に座るのだ。』
昨日からジュピターは人間の料理に夢中になり、ご飯の時間になるたびに楽しみにしているようだ。
『ラッキー、昨日はお疲れ様。 温かいうちに皆んなで食べるよ。』
昼食を食べ終えると、ジュピターは満足そうな顔をしている。
『それにしても、人間の作る料理とは美味いものばかりだ。 そうと知っておれば、すぐに仲間になっておったのに。』
『おいおい…あれだけ苦労して戦ったのに、美味い料理で仲間になるとか言われたら、たまったもんじゃないぜ。』
『ふふふっ、もちろん冗談だ。 しかし、我との戦いがあったからこそ、主人は強くなれたのであろう? むしろ感謝するのだ。 それとな、我を従魔にした事で主人に加護が備わったと思うぞ。
『加護だって?!』
早速、鑑定スキルで自分を調べてみると〈サンダードラゴンの加護〉というのが追加されている。
〈サンダードラゴンの加護〉
※雷魔法を使えるようになり、雷属性の耐久性が向上する。
『まじかよ。 今まで六属性の魔法しか、人間は覚える事が出来ない筈だったのに使えるようになるなんて…』
『マリンバさんが知ったら、すごく喜びそうだね。』
『確かにそうねって、ラッキー?! 後ろ後ろ!!』
アルトに言われて振り向くと、そこにはマリンバさんが立っている。
『うわーっ、びっくりした!! マリンバさん、何故ここに?』
『久しぶりといっても、つい最近あったばかりね。 君達なら面白い事をしてないかと、たまに魔道具を使って様子を見ていたのよ。 まさか、サンダードラゴンと戦って勝つとは思っていなかったけど、それ以上にラッキー君の新たな加護に興味があって〈転移〉して来ちゃったの。 驚かせてごめんなさいね。』
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