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童話集

もふ夢

掲載日:2022/02/07


 ある日の夜。


 仕事で疲れきっていた私は、布団には入るや否やすぐに眠りについた……





 ぽぴゅほぴゅぽぴゅ!


 目蓋の向こう、なんだか綿が跳ねるような音がする。ぱちり、と目を開け音の方を見る。

 そこには、私のかわいいぬいぐるみたち。お部屋じゅうに飾っているぬいぐるみたちが、遊んでる。


 ぽぴゅほぴゅぽ…


 あ…


 うさぎのぬいぐるみと目があった。

 もしょもしょとほかのぬいぐるみとみみうち。


 くるり…


 ぽぴゅほぴゅぽぴゅ…


 ぬいぐるみたちが私のところに来る。



 そして。


『いっしょにあそぼ!!』


 むぎゅむぎゅもふもふ!!


 ぬいぐるみたちが私に抱きついてきた。


 頭にもふもふ。


 お顔にもふもふ。


 お腹にもふもふ。


 足にもふもふ。


 全身に、ぬいぐるみたちがもふもふしてくる。


 もふもふたちに手をひかれておままごとをしたり、かくれんぼをしたり、おちりふりふりダンスとかいうのを踊ったり。




 最近は仕事ばかりで。


 こうして、声をたてて笑うのは久しぶりだった。


 


 ぬいぐるみたちといっぱい遊んでいると、ぬいぐるみたちが言った。


『そろそろわたしたちのねむるおじかんだから、バイバイ』


『そうなの?また私と遊んでくれる?』


『もちろん!またきっとあそぼ!』


 そう言うと、ぬいぐるみたちは私にもふもふぎゅぎゅ!と抱きついてきた。






 ───いつもみまもってるからね………


 



 ふと。


 目が覚めると、私はベッドの中にいた。


 ぬいぐるみたちはいつものところで座ってた。


「夢か…。かわいい夢だったな」


 またぬいぐるみたちと遊ぶ夢が見れたらいいな~と思いながら、むくりとベッドから体を起こした、時。


『またきっと、あそぼうね!』


 そんな声がして、その方に振り向いた。




 ぬいぐるみたちがにぽっと、微笑んでるように見えた。





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― 新着の感想 ―
人は時にはこういうのを求めたくなるんじゃないかな〜 和みます・・
[一言]  読ませていただきました。 可愛らしい。 私も女の子だったら、こんなの妄想しちゃうかも(笑)。 擬音が素敵です。 徳田さんらしい、優しいお話でした。  ありがとうございます。
[一言] ああ、癒される…… 優しいお話にほっこり(*´∀`*)
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