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豊臣幕府  作者: ヒデオ
29/30

大坂城1

東北攻めから大坂城へ戻った秀吉。

まずは、家族と会うことにした。

「おっか様、お寧、皆、息災であったか?」

「おみぁさ、ワタシらのことを放っておいて、戦ばかり、いつまで続けるんじゃ?」

「もう少しの辛抱だ。この日の本が一つになれば終わりだぎゃ!」

「そうかい。まあ気長に待たせてもらうかね。

ところでおみぁさ、お市様のお姫様はどうなさるつもりかね?」

「お寧、おみぁさ、良き相手を見つけてくれんか?」

「左様か。それなら、ウチに任せてくれるんやな。任せてちょ!」

「頼んだぞ。」


次に秀吉は大坂城大広間に向かった。

既に、四国、九州攻めの諸将が揃っていた。


「皆、大儀である。東は徳川を討った勢いで一気に平定することができそうだ。残るは奥州だが、小一郎が上手く収めてくれそうだ。

となれば、後は四国、九州のみを収めれば、日の本は安泰となるであろう。」

「筑前守さま、まさに破竹の勢いでございますな。」

かつての同僚であった丹羽長秀が神妙に応えた。

「いやいや、丹羽様の合力にはこの筑前、感謝しても仕切れませぬ。

そこで、四国攻めの総大将は丹羽様にお願いしたい。かつて、上様は丹羽様に四国攻めをお命じになられましたからな。」

「筑前殿、申し訳ございません。近頃、胃の腑にシコリがございましてな、別のお方にお願いしたいのですが…」

「左様か…お身体お大事になさりませ。

では、四国攻めには毛利殿と吉川殿を中心に兵を編制することにしよう。

それと、小早川殿並び村上水軍には、九州攻めの為に九州諸将の動きを探っていただきたい。つまり、四国、九州攻めは毛利殿を中心に行う。良いかな?」

大広間の諸将は一斉にひれ伏したのであった。

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