第6回 石塚真一さんの漫画『BLUE GIANT』と、私の小説『ブルース少年』の共通点が生まれました。
私事ですが、今日は素敵な事があったので、良かったら聞いて下さい。
活動報告などで何度か紹介した事のある、石塚真一さんのジャズをテーマにした漫画『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)が、先日発売された漫画誌、ビッグコミックに載っていたんですが、作中に、アメリカのロックバンド、ニルヴァーナの音楽が登場していたんですよ。
これは、嬉しかったですね。
石塚さんの漫画の影響を受けて私が書いた小説、『ブルース少年』で、少しだけ触れたニルヴァーナが、今度は石塚さんの漫画にも登場したという。
『ブルース少年【完全版】』のURL
https://ncode.syosetu.com/n1560gh/
「まさか、石塚さんが私の小説を読んだんじゃ……。」、なんて、勝手に妄想をふくらませて楽しんでいます。
今、石塚さんの漫画の主人公、宮本大は、ヨーロッパでの武者修行を終えて、今度はジャズの本場、アメリカでの音楽活動を目指して、西海岸のシアトルでアルバイトを始めたところです。
アメリカで濃厚なジャズが楽しめる場所と言えば、ニューオリンズやシカゴ、ニューヨークといった中部以東の都市が思い浮かぶんですが、大があえて黒人ジャズの中心地から離れたシアトルから再出発する、という所に、石塚さんの冒険心と遊び心があるように感じました。
ちなみに、私は先日まで、現在の漫画の正式タイトルを『BLUE GIANT SUPREME』(ブルージャイアント シュプリーム)だと思っていたんですが、アメリカ篇に入ったところで、タイトルが『BLUE GIANT EXPLORER』(ブルージャイアント エクスプローラー)』に変更されたんだそうです。
つまり、高校時代からプロを目指してひたむきに頑張る第1部の日本篇は『ブルージャイアント』、ヨーロッパに渡って腕を上げて行く第2部は『ブルージャイアント シュプリーム』、そして、アメリカに渡ってからの物語は『ブルージャイアント エクスプローラー』という風に、題名が3回も変わっているわけです。
これから、転機を迎えるたびに、題名が変わるとしたら……。
「『ブルージャイアント』のあのシーンに登場した人は、『ブルージャイアント エクスプローラー』のあのシーンでも出てたよね。」
「それは『ブルージャイアント シュプリーム』のシーンじゃないの?」
「え?『ブルージャイアント エクスプローラー』はその時にはもう終わってたよ。あ、間違えた、『ブルージャイアント シュプリーム』だった。」
「そうだろ。『ブルージャイアント シュプリーム』のシーンだよ。」
「いやいやいや、『ブルージャイアント シュプリーム』と『ブルージャイアント エクスプローラー』を言い間違えたってだけで、シーンは、『ブルージャイアント シュプリーム』、じゃなかった『ブルージャイアント エクスプローラー』じゃないの?ん?俺の言ってる事、合ってる?」
なんて、この漫画の事を語る際に、ややこしい事になりそう。^^;
でも、節目ごとにタイトルを変えるのも、心機一転という感じで面白いですね。