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音楽エッセイ『こんな音楽いかがでしょう?』  作者: Kobito


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12/24

第12回 【特別編】10歳のドラマー、相馬よよかさんがビリー・シーンと共演しました。

以前、私の音楽コラム『ロックの歴史』で、弱冠8歳の日本人ロックドラマー、相馬そうまよよかさんを紹介したんですが、覚えているでしょうか?


「第35回 特別編 日本のパワー系ドラマーの期待の星 相馬よよか」

https://ncode.syosetu.com/n5901ee/35/


あれから1年半ほどが経って、今では相馬さんは10歳になりました。


そして、期待通り、パワー系のロックドラマーとして、順調に成長して来ています。


本日、相馬さんは自身のYouTubeチャンネルで、人気ハードロックバンドMr.Bigの曲「Take Cover」を4人でカバーした動画を公開したんですが、このセッションの参加者が、凄いんです。


なんと、Mr.Bigのベーシストであるビリー・シーン本人が、ベース演奏をしてくれているんです。


「Mr. Big - Take Cover / Covered by Billy Sheehan & Yoyoka with friends」

https://www.youtube.com/watch?v=7ozwshauRJs


まだ本格的に世界の音楽シーンに登場していない相馬さんと共演するなんて、ビリーさんはすごく優しい人ですね。


それに、相馬さんも、決してビリーさんのオーラに引けを取らない、パンチのあるドラムスで曲を盛り立てています。


この共演は、一つの場所に集まってのセッションではなく、それぞれが自分のパートだけをビデオ撮影して、後で演奏を重ね合わせるという手法で実現したものです。


それにしても、メンバーみんなが、息ぴったりで演奏していて、別々に録音した音源による競演だという事を感じさせないのがすごいですね。


こんな夢のようなセッションを実現した相馬さん。

さて、これから先は、どんな風にドラマーとして成長して行くんでしょうか。


多分、プロのロックドラマーになる事は間違いないと思うんですが、どうでしょう?

(今でも、ご両親と『かねあいよよか』という名前のバンドを組んで活動し、CDも出しているので、すでにプロではあります。ただ、かねあいよよかの音楽はほのぼのとしたポップス系なので、私が期待するロックドラマーとしての相馬さんの輝きとは、かなり異なります。でも、もしかしたら、相馬さんは大人になってからも、激しいロックメインではなく、こういうソフトな路線をメインに据えて進むかもしれません。そこは、どんなに外野がこうなってほしい、ああなってほしいと願っても、本人次第ですね。)


こんな風に、チャンスや環境にも恵まれて、順風満帆に思える相馬さんの活動ですが、もし、ロックドラマーとして、世界に進出するくらいのバンドでの活動を目指すのであれば、一つ、乗り越えなければいけない壁もあります。


魅力的な長時間のドラムソロを、叩けるようになれるかどうか、です。


これは、もちろん、ロックドラマーとして必須の技能ではないんですが、アドリブが達者かどうかで、舞台上での表現の幅もそうとう変わって来るので、ぜひ、構成感のあるドラムソロの練習にも挑戦してみてほしいな、と思います。


これまでに、お遊びでソロを叩く動画を、いくつか公開してはいるんですが、いずれも、構成感に乏しい内容なので、将来的に、そこが弱点になって来るかもしれないと、陰ながら心配しています。


テクニックはすでに高度な水準に達しているので、練習の一環として、好きなドラマーのドラムソロをコピーするなどして、ソロの作曲的なセンスを磨く鍛練をしてくれるといいな、と、一ファンとして応援の気持ちを込めて願っています。



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