援軍
ちょっと投稿ペース乱れます
誤字脱字も増えると思います
リクとヒカルはお昼ご飯を一緒に食べた後(護衛役だし、カップルのふりをするのは周囲に不審に思われないためにも当然の行動なのだが、本当に初々しい態度をヒカルがとっていたために、周囲からの視線はいつもよりきつかった)、
ブラブラと当初の予定通り、ショッピングモールを散策していた。するとそこで珍しい組み合わせの二人組に出会った。ジンとキリクである。
いや、ジンがキリクのところの道場に通い始めたのは知っているし、ヒカルも何度も訓練中にジンにあいさつしているが、ジンとキリクが二人で外を出歩いていることは明らかに珍しかった。
「む。リ・・イチとコウか」
さすがのキリクである。変装していても歩き方や、思念波からリクとヒカルだと察したのであろう。しかし変装している理由に気が付くのは遅れたのか、とっさに変な偽名を使ってリクとヒカルを呼び止めた。
「ええ。前回コウと一緒に鍛錬に行った時以来ですね。コウはもっと頻繁に会っているでしょうが」
「こんにちは。キリクさん」
「ん?んんー、あ、そういうことね。どっかで見たことがあると思えばリ・・イチとコウじゃねえか」
「ジンさん。お久しぶりです」
リクの挨拶の後ろでぺこりとヒカルも頭を下げた。これまた若干言い間違えそうになったが、ジンも偽名の二人に自然に挨拶してみせた。ジンは機転も利くようである。
「おうよ!」
「それで、どうしたのですか?珍しい組み合わせですが?」
「ふむ、その件なのだが・・・・そうだな、ちょうどいいか。リイチ。これから一緒に行きたいところがあるのだが、構わないか?お前の仕事先にも用があってな」
「わかりました」
「コウもすまんな。リイチを通して休めと伝えたのはワシなのにな」
「いえ。全然かまいません。それよりご心配をおかけしたようですみません」
「ふむ・・・いい顔になった。時間がある時はいつでも来なさい。また厳しく稽古をつけてやるでな」
「ありがとうございます」
ヒカルがすっきりした顔をしていることにキリクはすぐに気が付いた。気配りができる、というよりは武闘家として相手の意図や感情を察するのに慣れているためであろう。
「それでは、わしらは車があるから・・・リイチたちはなにで来たのかね?」
「歩きです」
「ふむ。ならばわしの車に乗ると良い。構わないな」
「ええ。しかしジン先輩は?」
「ふむ。ある程度は事情を説明してある。車の中で詳しく説明したうえで、本人の判断に任せるとしよう」
「わかりました」
「?」
1人、完全には話の流れを理解していないジンをよそに、リクたち一行は組合へと向かうことになるのであった。




