霊視官の恐ろしさ
かなり前に変えたものを推敲しているから自分でも話の流れが分からなくなってきているという汗
だけどストックかなり作っておかないと、確実に更新止まるので考えものですね・・・
今日は短めです。
「ねえ?私の想像より十倍ぐらいきな臭いことになっていそうなんだけど、なんか対策取らないの?」
ヒカルがマンションのリビングについてから言った。本音でいえば帰り道に話したかったのだが、盗聴の危険もあり、リクがそれを許さなかったのだ。
「逆に聞くけど、平穏な生活を求める俺が、それを乱そうとする馬鹿どもに対して何の対策もとっていないと思っているの?」
リクの「なに言っているんだこいつは」と言わんばかりの呆れた視線に、何故かヒカル怒りではなく、背筋に寒気を覚えたが、ヒカルはそれでも言い返した。
「なによその言い草!私は組合のみんなやアンタのことを心配して!」
「心配する必要はない」
リクはヒカルの言葉を遮った。
「心配する必要はないよ、ヒカル。霊視官はキミが思うほどやわじゃないし、さっき言って通りすでに手は打ってある。今はまだなにも言えないけど、2、3日後にはヒカルにも協力してもらうことになると思う」
「・・・・ソレ、本当なのね?」
ヒカルは低い声で聴いた。
「俺は結構嘘はつくけど、霊視官としての俺は嘘をつかないから信用してもらっていいよ。第一級霊視官が嘘をついたら、誰も霊視官の言うことを信じなくなる。そんなことはしないし、させない」
「・・・わかったわ」
「当面キミは俺の護衛のことだけ考えといてよ。ヒカルに勝手に動かれると計画が乱れる。ヒカルのことを信用していないわけではなく、下手に伝えると計画が破綻しそうだから計画はヒカルには言わないけどね」
「何それ。言うなというなら言わないわよ。私の口はそんなに軽くない」
いったん持ち直したかにみえたヒカルの機嫌がまた悪くなった。
「それも知っているよ。けどね、霊視官からすると。いや、師匠に連れられて裏社会を引きずり回された俺からすると、口を割らせる方法なんていくらでもあるんだよ。それに知らなければ危険も減るしね」
「つまり私が知ることは危険だと・・・」
ヒカルはもはやリクのことを睨んでいた。
「まあね。ま、ヒカルが俺より強くなったら教えてあげるよ」
「・・・その言葉、忘れないでよ」
「もちろん」
ヒカルはひとしきりリクのことを睨んだ後、自室へと戻っていった。
ヒカルが自室に戻り、1人になったところで人造魂魄のケンが話しかけてきた。
(あいかわらず、あのおなごには辛辣よのう、我が主は・・・)
(ケンか・・・ま、でも現時点では伝えない方が安全だろ?ケンも賛同したじゃねえか)
(無論。しかし、安全策ばかりでは人は成長しないのも事実)
(わかっているよ。ミオ、どの程度計画は進んだ?)
(敵、本拠地と思われる地点はほぼ特定が終わったと推測されます。しかし、構成員の全員の霊波の記録。および掌握は未だ終わっていません)
(んー。式神使っていいなら余裕なんだけどな。ま、仕方がない。安全策で行こう。ただし、)
(はい。リク様の知人友人に危害が及ぶようなことがあれば、即座に計画を実行します)
(そのプランは?)
(できています)
(ありがと。一応後で確認する。それとみんなにも言っておくけど、なにか嫌な予感がするから気を付けといてくれ)
(承った)
(了解です)
(ん、わかった)
(リク様の勘はたいてい当たりますからね。了解しました)
(全く勘とか非科学的すぎんだよな。しかもたいてい当たるのってのが、またリクの勘のたちが悪いところだ。ま、了解だ)
(一応、最悪の事態に備えて魔道具と武装を少しばかり作る。ケン、ミオ手伝ってくれ)
(うむ、備えあれば患いなしというしな)
(わかりました)
そして、その日、リクは夜遅くまでこの世界で使用してもよい魔道具や兵器を作っていくのであった。




