クラス会
ねーむーいーぞー(笑)
昨日は結局更新する体力がありませんでした
すみませんw
夏休みも中盤。リクとヒカルは相変わらず訓練に仕事にと忙しい毎日を送っていた。そんなさなか、珍しくリクの魔道情報端末が音を鳴らした。
一応補足しておくと、珍しいのはリクの魔道情報端末がなることではなく(リクの魔道情報端末は実のところ、仕事関係で毎日なっている)、通信相手の方だ。
「シズクさん?どうしたんですか?珍しい」
「あ、リク君?今大丈夫?」
「ええ、まあ。今日は休日だし。それでなにかクラスのこと?」
「あたり。キサラギ祭でうちのクラスかなり儲けたじゃない?」
「はあ・・」
リクには話の流れが見えなかったので歯切れ悪く答えた。
「それで、なんだけどさ。普通は生徒会予算の方にお金が戻って、それから部活動費に充てられるんだけど、その金額があまりにも多いらしくてさ。担任が掛け合って、一部うちのクラスに還元することにしたんだって」
「具体的には?」
「夏休み中クラスのみんなで集まって、どっかの店でご飯でも食べないかって」
「なるほど・・・でもそんなに稼いでいたっけ?」
「なにいっているのよ。ほとんどリク君の影響じゃない」
ツカサは呆れながら言った。
「さすがにそれは言い過ぎでは?」
「いいえ。他のところの儲けはそんなでもないんだけど、単純にリク君のデコレーション代は純利益になっているから・・・」
「あ、そうか・・・・なるほど、確かにそうだね」
「それでまずリク君に確認してからってなったんだけど、どう?」
「別に構わないよ。場所と日時は?」
「場所はこの前、うちのクラス手伝ってくれた、リク君の知り合いのランさんの店にお願いしようかと。担任が言うには、リク君が多分一番忙しいから、リク君の予定聞いて決めろだってさ」
「了解、あとでメーr」
後でメールを送る。リクがそう言おうとしたとき、パタンと扉の開閉の音がして、タイミング悪くヒカルが帰ってきた。
「リクー。帰ったよー。ご飯まだ?」
「へ?今の声・・・」
リクはシズクが知らないことに驚いた。てっきりミクあたりから情報が洩れていると思っていたのだが、ミクは意外にも霊視官関連の情報は漏らしていなかったらしい。
リクは一瞬ごまかそうかとも考えたが、どうせ後でばれると思い、それなら詳しく説明して口止めした方がいいと考え、シズクに話すことにした。
「あー、ヒカルの声だね。ほら、護衛だから」
「えー!いやいやいや、護衛って言ったって限度があるでしょ!リク君、察するに今家でしょ?それって同居ってことじゃん!」
「霊視官にとってはよくあることだよ。先に誤解無いように言っとくと風呂もトイレも自室も寝室も別で、全てに内鍵着いた変則的なシェアハウスみたいなものだし」
「いや、シェアハウスって言ったって、霊視官って言ったって、同居だよ?」
どうもシズクは同居という言葉に感じるものがあるのか、2度も繰り返してリクを問い詰めた。
「それぐらい気心知れた奴じゃないと逆に霊視官とは一緒に居られないってことだね。機密保護の問題や、他の能力をコントロールできない霊視官との兼ね合いもあるし」
「いや、そういう問題なの?」
「まあ、あんまり口外しないように頼むよ。ばれるとめんどくさいし」
「えー、ことごとく女子の告白を断るリク君の浮ついた話として話題沸騰間違いなしなんだけどな」
「はあ。後でなんか驕るから、それでチャラな」
「うーむ。わかった。いやー、なかなかホットな話題効けてなんか面白くなってきたわね」
「いや、振りじゃなくて本当に言うなよ?」
「わかったわよ。その辺はシズクお姉さんを信用しなさい」
(信用できん・・・)
「この話タケル君とかミクさんは?」
「既に知ってるよ。家に来たこともあるし」
「へえ、あのミクさんがばらしてないんだ。ちょっと意外」
「まあ、アイツ頭はいいからな。本当にバカなことはしないよ。霊視官を敵に回してもいいことないしな」
「・・・うっわ。今の3バカを前にしたリク君を思い出すわ。確かにリク君怒ろうと怖いものね」
「へ?いや、今まで学校で本気で切れたことないけど?」
「え?・・・・・さらに怖くなったわ」
「うん、まあ。それはひとまず置いといて、本当に霊視官の霊的な周囲環境を荒らしたとかいう理由で、下手すると組合に目付けられないから気を付けなよ?
俺が普段、別に気にしないことだとしても、第一級霊視能力者として舐められないように動かざるを得ないこともあるから。3バカとかその典型みたいなものだし」
「・・・・フォローになってないけど、りょーかい。とりあえずその話したくなったらヒカルちゃんかミクさんとするわ」
「ま・・二人は知っているから別にいいけど。どっちにしてもご飯食べ終わったら日程確認してメールするからよろしく」
「ハイハイ、じゃあまたね。あ、忘れていたわ。もう1つあった。生徒会長のアヤメ会長から伝言されたんだけど、カナデさんが音楽の話とかしたいから、よかったらいつでも部活に顔を出してくれってさ」
「へえ。それはまた光栄だね」
「・・・・あのカナデ先輩に呼ばれるって、リク君。外見以外は基本的にかなりハイスペックだよね」
「・・・・失礼な奴だな。男として喜んでいいのかわからないけど、一応誉め言葉として受け取っておく」
「一応誉め言葉よ。じゃ、またね。カナデ先輩の部活の日程も後で合わせて送るわ」
「りょーかい。じゃ、またね」
こうしてリクたち1年A組は、夏休みに集まることになるのであった。




