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平々凡々に暮らしたい~異世界転生を300回繰り返した結果~  作者: 活字中毒者
ハジマリの霊視官
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リクの合気道の師匠

リアルで怠惰に過ごしていたら思いっきり昨日の更新忘れてました

すみません(汗

生活態度を改めなくては・・・

あと、もう少し更新が進んだら2日に一度の更新に変更しようかと思っています。

理由としてはストックの減りが早すぎる&執筆が遅々として進んでいないから

です。

更新が一切なくなるよりはそちらの方が良いかと思いまして^^;

それでは令和初投稿をどうぞ!(と言っても内容はほとんど変わりませんが・・・





 アユムの家で朝ご飯をいただいた帰り、リクとヒカルはランニング中のタケルに会った。


「お?お早う。夏休みなのに早いな?仕事か?」


「いや、仕事・・っていうか、孤児院時代の知り合いの農家さんの手伝いの帰り。そっちは?」


「ん?ああ、合気道の稽古の帰りだ。この後朝飯食ったら、スカイボール部の練習でな」


「相変わらず体力バカね」


 ヒカルが呆れて言った。


「ヒカルちゃんは俺と同じ側だろう?」


「だとしてもよ。護衛の仕事じゃなきゃこんなに訓練しないわよ。それに気功師と魔法師を体力で比べる方がおかしいのよ」


「へえ?やっぱり気功術ってそういう回復用の術があるんだ?」


「まあね。それより時間は大丈夫なの?」


「ん?・・・確かにちょっと急いだほうがいいな。またなって、そういやリクに伝言があるんだった」


「伝言?誰からの?」


「師範から。なんか3バカの件で話があるってさ。時間がある時、道場やっている時間ならいつでもいいから護衛と一緒に顔みせろってさ」


「了解」


「え?私名指し?」


「ああ、なんかヒカルちゃんも合気道教わっているんだって?」


「う、うん、まあ。他の訓練もあるし、移動時間もないから組合の人からだけど」


「それもあって、リクの身辺に悪い奴が出たって話もあって、どの程度の護衛なのか確かめたいんじゃね?師範、リクのこと気に入ってっから」


「私・・・久しぶりの休日なのだけれど。朝から農業の手伝いしていたし・・・」


 ヒカルがげっそりとした顔をしながら言った。


「まあ、どうすっかは任せるけどよ。確かに伝えたぜ?」


 そういうとタケルは自分の家まで走っていった。まごうことなき体力バカである。


「じゃ、さすがに午後は自由時間にしたいから、一度、家で汗流したら道場行くか」


「自分は訓練ないからって簡単に言うわね・・・」


 ヒカルがリクに恨めしそうに言った。


「アホか。あの師範が、俺が道場行くのに訓練なしで許してくれるわけないじゃん」


「えっ?でも気に入られているって」


「それは俺の物覚えが速くてすぐに師範と訓練するようになったからだな。まあ霊視すれば思念波の流れで相手の動きある程度読めるし・・・もっともあの人はそれを逆手にとって思念波のフェイントとかかけてくるから油断ならないけど」


「・・・・意思で動く思念波をフェイントに使うってどんな化け物よ」


「さてね。技の原理はさすがに教えてくれなかったからな。おおよその検討はつくけど」


「なんかわかったわ、アンタがすごい訳。単純に身の回りの知り合いがおかしいのね。類友というか、なんというか」


「それは師匠に言ってくれ。俺の責任ではない」


 リクは憮然としながら言った。


「未だにリクの師匠って見たことないのよね。どんな人よ?」


「一言でいえば変人だ」


「二言でいえば?」


「まごうことなき変人だ」


「変わってないじゃない」


 呆れながらヒカルは言った。


「まあ、とにかく真正の変人だってこと。師匠の知り合いとか俺のこと見ると驚くもんな。あの変人からこんなまともな霊視官が育つのか、って」


「アンタも大概、おかしいと思うけどねぇ。料理とか音楽の件とか」


「なにを言うか。おれは第一級霊視官の中じゃ一番まともな人間だぞ?」


「そうなの?」


「ああ、それにな。表舞台に立たないだけで、俺並みに楽器演奏がうまい人とかざらにいるぞ?ヒカルが知る霊視官の中では・・・ツカサさんそうだしな」


「へえ・・あの人楽器の演奏美味いんだ?」


「ああ。音楽大好きで自分の楽器のブランド持ってるしな」


「え?それは確かにちょっと驚きだわ・・・ていうか霊視官が楽器のブランド?」


「別に変なことじゃないぞ?本格的なギターの調律(弦や木々の魔力波を調整して、弾き手にあった状態にすること)には霊視能力が欠かせないしな」


「そうなんだ・・・確かによくよく考えてみればその通りなんだけれど、ちょっと意外ね。ツカサさんがねぇ」


 ヒカルからすればツカサは一番厳しい霊視官の知り合いだ。初対面でいきなり銃撃されたし、気絶もさせられたのだ。そのあと和解したとはいえ、やはり初対面の印象がぬぐえないのであろう。


「でなかったら、ツカサさんの護衛にあれだけ人が付くわけないじゃん?あの人は厳しいけど、公正だし、音楽の実力もあいまって、かなりファンやスポンサーがいるぞ?あの人敵に回すと音楽業界じゃやっていけないって言われているぐらいだし」


「やっぱりちょっと怖いわよ」


 ヒカルはその話を聞いて引き気味に答えた。


「ま、それは否定しない。けど尊敬できる霊視官だよ。普通二級の霊視官は、もっと心病んでいるよ。霊視能力は高いのにそれをコントロールできずに、周囲の思念波の嵐にさらされているのだから。それであれだけ社会で活躍しているってだけで尊敬に値するよ」


「そっか・・・常に人の良いところも嫌なところも見せられているのだものね。そりゃ多少、いや普通はもっとヒステリックになるか・・・」


「ま、ヒカルが来てからは機嫌いいけどね」


「ウソでしょ?あれで?」


 ヒカルは心底驚いた。


「まあね。少し恥ずかしいんだろうけど、ヒカルにはかなり目をかけてくれているでしょ?普通はあそこまで頻繁にアドバイスとかしないよ、ツカサさんは・・・」


「そうなんだ・・・ならその期待に応えないとね」


「なら、道場にも元気に行こうな?」


「アンタってやっぱり性格悪いわね・・・」


 リクとヒカルはそんな他愛もない会話をしながら自宅へと向かうのであった。







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