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Ghost Ability  作者: 紫乃
Season 3
83/180

親としての義務 ③


まさか。

私は耳を疑った。でも、どこか納得してしまうんだ。


でも、どうして楓に…?





「帰って。」


「華、話だけでも…」


「話す気はない。」





まあそうなるわな。華にとっても、トラウマでしかないんだから。

さあ、どうやって撃退しようか。






『どうするかね。』


「華ちゃん…って、あれ?」







お邪魔だった?なんて言いながら来るのが、またやっかいなやつ。







「千葉くん…」


「君は誰だ?」







全員の視線を、今なら独り占め。なんて、呑気なことも言ってられない。







『楓、とりあえず裏に行こうか。』


「…はい。」







楓を裏に連れてまた戻ると、状況は悪化していた。

華を囲む、二人の男。







「とりあえず帰ってよ!」


「華、話だけでも…」


「とっとと帰りなよ、おじさん。」








まるで修羅場。その言葉が一番合ってる気がする。









『お前も帰れ、千葉春翔。』


「早く帰りなって。」








私の言葉なんて、彼の手によって消されて行く。







「話だけ、聞くから。千葉くんは帰って?」


「え、華ちゃん?」


「またね。」







華はとうとう行動に移した。これが正解かどうかは、なんとも言わないでおこう。


私は、華たちが来る前に、楓を華の寝室へと連れて行き、瞳を閉じさせた______。

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