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Ghost Ability  作者: 紫乃
Season 1
11/180

愛してるの意味 ①


五月の水曜日。天気は晴れ。朝から優雅に紅茶を飲みながら、ニュースをチェックする。





『また誰か亡くなったのか?』


「なんでも死に繋げないで。」






そう言って紅茶を飲み干すと、携帯が鳴る。すると凛と泉とのグループラインだ。どうやら、今日は、凛も泉も休むらしい。






『今日は久しぶりに一人じゃないか。』


「じゃあ、私も自主休講。」






そう言って、ゆったりと過ごしている今日。ー
















「桜!起きて!」








ある一家に起きた不幸。神奈川県内にある、ある一軒家で起こった。両親が家を留守にしている間、姉妹が留守番をしていた。

当時小学五年生の楓と、小学三年生の桜。二人とも正反対の性格だと言われていた。

そんな中、空き巣に出会った。両親がいない中、楓と桜は隠れていると、一人に捕まったのだ。






「このことは、誰にも言うな。わかったな?」


「お兄さんたち、何しにここに来たの?」


「バカ!桜!」






桜に銃口が向けられる。あまりにもそれはびっくりして、桜も泣き出した。

楓はいつでも冷静にその場を見ていた。






「うるせーな!泣くな!」






そう言って、大きな音が響く。目の前は血の海で見ていられなかった。

男たちは逃げていき、残されたのは楓と、桜の死体。

そんなとき、運悪く両親が帰ってくる。






「ただいまー…」


「きゃー!!!」


「お母さん…、お父さん…、桜が…」


「何があった。」







その時のことは、ニュースに取り上げられ、全体的に話題になった。


あの時、愛してる、大好きって、守ってあげられたら……。

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