表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ここは何処でしょう。

作者: あつき

朝起きて、烏の声を聞いて思いつきました。

家を飛び出すと、眼下にはいつもの見慣れた景気が広がっている。

でもどうしてだろう?

今日はいつもより綺麗な気がするよ。

澄んだ空気がとても心地よくて、気を抜いたらまどろんでしましそうだ。

誰かとこの気持ちを共有したくて、僕は声を上げた。


おーい。

誰かいないかい?

僕とお話をしようじゃないか!


ところが、いくら待っても返事はこない。

ああ、そうか、きっと場所が悪いんだ。

あちらへ移動してみよう。

僕は体で風を斬りながら、いくらか向こうの足場へ移る。


おーい。

おーい。

誰かいないかい?

僕とお話をしようじゃないか!


すると、ピチチと答える声がする。

僕の仲間じゃない。

僕は彼らの言葉は分からない。

ところで、どうして僕の仲間はいないのだろうか?

僕は首をかしげる。


おや?


遠くで何かが光った。

僕は気になって、急いでそこへ向かう。

それはゆらゆらと揺蕩っていて、とても美しいと思った。

それを覗き込むと、僕が写る。


なるほど。

これは水だ。


少し顔を上げると、この水はどうやらかなり長く続いていることが分かった。


ああ、なるほど。

これは川だ。


ふと、僕は違和感を感じた。


おかしいなぁ。

こんな所に川なんてあったかなぁ。


僕は首をかしげる。

すると、もっとおかしなことに気づいた。

いつも、僕の真似をする真っ黒な僕がいない。

いつも、僕の足下にいる僕の分身がいない。


ああ。

そうか。

だからか。

やけに綺麗だと、美しいと思ったよ。


そして、やけに体が軽いとおもったよ。


それはそうだろう。

ここは……「────」



お粗末さまでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ