第1話:出会い
もし、あなたと出会わなかったら…
私達は、今と違う運命をたどっていた?
私達の出会いは、正しかった?
それとも……
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奈々 25才の秋
「お母さん!早くしないと遅れるよ?お姉ちゃん行っちゃうってば!!」
「今行くから。美嘉は先に車乗ってて!!」
「わかった〜、早くしてね!!」
美嘉は、車に乗り込んだ。少しして、お母さんが乗ってきた。美嘉は、車を走らせ空港へ急いだ。
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出会い
2002年 春
私は、地元の中学校に入学した。
クラスには、小学校から仲良しで幼なじみの由宇ちゃん・みぃ・達也・來がいた。
達也『また、お前らと一緒かよ〜。』
來太『家も近くで、クラスも一緒とかマヂありえねぇ。』
みぃ『いいじゃん!仲良い証拠。』笑
達也『みぃウゼェ〜。來!!可愛い子探して来ようゼッ!!』
來太『おっ!行く行く!!』
由宇『あいつらの方が、ウゼェし。ね、奈々?』
奈々『だよね〜。』笑
なんだかんだ言ってるけど、内心みんな一緒でよかった!って思ってた。
2ヶ月後
クラスにも、馴染めてたくさん友達が出来た。毎日、学校に行くのが楽しかった。
由宇ちゃんと、みぃと3人でバレー部に入った。達也と來は、バスケ部に入った。
ある日のホームルーム…
担任『じゃ、今日は席替えするぞ〜。』
皆『マヂ!?やった〜!!』
担任『よし、こっちからクジ引いてから黒板見て、番号の書いてある席につけよ。』
皆『は〜い。』
達也『俺の番じゃん!!後ろの席になりますように(>_<)』
來太『じゃ、次は俺〜。』
私は、みぃの次に引いた。
最初の方で引いた由宇ちゃんは、窓側の一番前でかなり文句言ってたっけ?(笑)
前の席にだけはなりたくない!!そう思いながら、開けてみると……【27】
【27】は……
奈々『やった!みぃ、私一番後ろの席だよ!!』
みぃ『奈々いいなぁ。私、真ん中だよ〜。』
担任『みんな席つけ。じゃ、今日からお前らの席はそこだ。授業中あまりうるさくすると、名簿順に戻すからな!』
皆『は〜い。』
私の前には、來くんがいた。
來太『奈々じゃん!最悪だし。』
奈々『こっちのセリフだから!!』
隣を見ると、あんまり話した事のない男子。確か……桜木くん!!
奈々『よろしくね。』
桜木『よろしく。』
この時、初めてあなたに出会った。
この後、奈々と桜木の関係が少しずつ変わってきます。更新が遅くなるかもしれませんが、コメントなど頂けたらこれからに役立てていきたいと思うので、よろしくお願いします。