なんで先輩が俺の家に!!?!!?
目が覚めた瞬間、俺は確信した。
「……やったな俺、ついに脳がバグったな」と。
だって、目の前にいるのは美涼先輩だ。あの“氷の微笑”と名高い、誰にも懐かず、昼休みに屋上で文庫本ばっか読んでた、俺の中で完全に二次元扱いだった先輩。
その人が今、俺のくっそ狭いアパートの台所で、玉子焼き焼いてるんだぞ?
しかもだ。
上は男モノの白いシャツ一枚(それも、ボタン半分開け)、下は……パンツ。
いや、厳密には下着。女子の。グレーと白のボーダー。
冷蔵庫の前で背伸びした拍子に、シャツの裾がふわっとなって、俺、理性、限界。
「ちょっ……! 美涼先輩!? な、なんで俺んちに!? てか、その格好どうしたんですか!? 俺、何もしてませんよね!? してないっていうか、できる器じゃないし、俺!」
「……あ、起きた。おはよう、葛城くん。ご飯できるから顔洗ってきなよ。味噌汁、わかめと豆腐で合ってたっけ?」
「味噌汁の前に説明求む!」
もう頭の中が交通事故だ。いや、むしろ大地震か。まじで思考が瓦礫の下敷き。
昨日の夜、何をしてた? 飲んだ? 飲んでない。そもそも未成年だし。
熱がある? ない。……夢か? 夢にしてはリアルすぎる。目の前で美涼先輩が卵を巻くたびに、ぷるぷる揺れてるアレが完全に現実的質量を伴っていた。
「先輩、あの……いや、ほんと、お願いだからまず着替えてください。俺の理性が耐久レースに入ってるんで……」
ドタバタ恋愛ファンタジー✖️コメディ✖️バトル物小説、ここに開幕ッ!
「……やったな俺、ついに脳がバグったな」と。
だって、目の前にいるのは美涼先輩だ。あの“氷の微笑”と名高い、誰にも懐かず、昼休みに屋上で文庫本ばっか読んでた、俺の中で完全に二次元扱いだった先輩。
その人が今、俺のくっそ狭いアパートの台所で、玉子焼き焼いてるんだぞ?
しかもだ。
上は男モノの白いシャツ一枚(それも、ボタン半分開け)、下は……パンツ。
いや、厳密には下着。女子の。グレーと白のボーダー。
冷蔵庫の前で背伸びした拍子に、シャツの裾がふわっとなって、俺、理性、限界。
「ちょっ……! 美涼先輩!? な、なんで俺んちに!? てか、その格好どうしたんですか!? 俺、何もしてませんよね!? してないっていうか、できる器じゃないし、俺!」
「……あ、起きた。おはよう、葛城くん。ご飯できるから顔洗ってきなよ。味噌汁、わかめと豆腐で合ってたっけ?」
「味噌汁の前に説明求む!」
もう頭の中が交通事故だ。いや、むしろ大地震か。まじで思考が瓦礫の下敷き。
昨日の夜、何をしてた? 飲んだ? 飲んでない。そもそも未成年だし。
熱がある? ない。……夢か? 夢にしてはリアルすぎる。目の前で美涼先輩が卵を巻くたびに、ぷるぷる揺れてるアレが完全に現実的質量を伴っていた。
「先輩、あの……いや、ほんと、お願いだからまず着替えてください。俺の理性が耐久レースに入ってるんで……」
ドタバタ恋愛ファンタジー✖️コメディ✖️バトル物小説、ここに開幕ッ!