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プロローグ
ボクは、闇の中にいる。
太陽が一番高く昇る時刻、みんなが光の中にいる時間。
みんな、ボクの事を悪く言う。
気味の悪い、役立たずだと。
ボクにどうしろと言うのだろう。
ここにいれば許してくれるのだろうか。
ボクも、いつか光の中に戻りたい。
太陽に会ってみたいんだよ。
こんなボクは、
君がいるから生きていられるんだよ。
君は、みんなに必要とされているね。
でも、ボクと同じ闇の中にいる。
闇の中で、輝く君はボクの希望なんだよ。
今日、太陽が帰ったらボクは君に会いに行こう。