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Hrwad  作者: シフェアル
2章
8/25

昔の

ライスは叫んだが、返事はない

「おぉーい!!」

「うるさいわボケ!!」

バタンと開いたのは一番左の扉だ

キレていたのはイチドクだ

「お、ごめんごめん」


─ライス イチドク─

この声って……


「「もしかしてお前」」

二人の声が被った

「知り合いか?」エングランは聞く

「たぶんイチドクってやつだ」

「そういうお前はライスだろ?」

「イエス アイドー」

イチドクは部屋へと戻った

そして「おい起きろ」とトルテを起こした

「ふぇ……?」

「いいから起きろ! あいつが来た」

「あいつ……ですか?」

「部屋から出てみろ」

「は、はい」と返事をしトルテは目をこすりながら部屋を出た

「えっと……この人たちは」

「私はライスだよろしくな! んで、お前は?」

「ライスちゃん!?」

トルテは目を見開いた

「私トルテだよ! ほら、あの、陰キャの」


─ライス─

自分で言うか?


「しかしトルテやイチドクまで招待されてたとはなは……あ、紹介する。この人たちは私と一緒にここまで来た人」

そしてライスは左から手を差し

「マカロン、エングラン、そしてルシファーだ。まあお互い仲良く行こうぜ! ってことで友達がいたわけだし、ここで少し別れることになるが……」

エングランは返した

「問題はない。俺等も仲間がいるしな、お前が一人じゃなくて安心した」

「たったとドアホ共と合流するぞ」

と言いルシファーは正面の階段を上がる

「なんか派手に燃えてる部屋あるな。ってかサカツキ達はどの部屋なんだ?」

と呟きながらエングランもルシファーに続く

マカロンも続き、ルシファーは適当にドアを開けた

偶然開けた部屋にはサカツキが座っていた

「おいイチゴチョコ」

ルシファーはサカツキをそう呼ぶ

「んふふふ ルシファーそれにエングランとマカロンもいるのか……なら全員集合ってところだな」

「とりあえずどうする? 主催者も探したいところだが」

「それもそうだな」

ルシファーの言葉にそう頷くエングラン

「主催者……ああ、そうだな。主催者はおそらくラスイングかトワラントだ」

エングランは聞いた

「ハクセツもいるだろ?」

「いいや、ハクセツはこの場にいる。一番左の部屋にな」

「ハクセツがいるだと!?」

エングランは驚いた


─ルシファー─

なぜハクセツが!?

ハクセツが招待されたということは……


「消されるのは超人間である僕たちだけかと思ったが、まさか仲間のハクセツまでも消そうとは……」

ルシファーが考える中、エングランも考えていた

「主催者がパーティーに参加するわけがない。しかし、参加でもしないと俺等は殺せない。となると主催者は参加者に紛れ込んでるんじゃないか?」

そして全員サカツキの部屋へと入っていった

「行っちゃった……」

トルテは少し呆然としていた

「とりあえずライスも部屋まで来い」

とイチドクに言われ「りょっ」と返事をし、正面階段を登る

そしてトルテとイチドクは部屋へと戻り、ライスも同じ部屋に入る

「おお! 木の部屋とか人生で初めてだ」

ライスははしゃいでいる

「あれ? そこの二人は?」

トルテは紹介した

「こちらがシラユキさんで、こっちがヒメアちゃん」

「おお、トルテとイチドクの戦友ライスだ! よろしくな」

「こちらこそ宜しく! そうだ、イチドクちゃんの恥ずかしい写真見る?」

ニヤニヤしながらライスにそう聞くヒメア

「おお、めちゃくちゃ見たい。というか二人共思ってたより可愛くて私泣くわ」

「ら、ライスちゃんも大人の女性って感じで可愛いですよ!」

トルテは励ました

「それもそうだな! よし、とりあえず写真っと」

「おい、見るな……それだけは」


─イチドク─

てかいつの間に写真なんて……


ライスはヒメアのスマホにある写真を見た

「か……可愛い……。なんだこの可愛い生物は? 私の嫁にしたい」

「ちょ、可愛いとか言うな」

イチドクは真っ赤な顔で言った

「んで、イチドク。バニースーツ着てくれないのか? 生で見たいな」

「よし、お前は生かしておけない」

イチドクはリボルバーのエアガンを構えた

「ちょ、落ち着けって」

そしてなんやかんやあり、落ち着いた

その後ライスに主催者について色々と話した

「つまり、トワラントってのと、ラスイングってののどちらかがパーティーの主催者。そして私達を皆殺しにしようとしている犯人と……」

「流石天才ライス様だ。ちゃんと理解できるなんてな」

これはライスへの皮肉だ

「おいおい、こんな簡単な話、小学生でも理解できるだろ?」

「いいや、無理だ。よし、ご褒美にバニースーツをプレゼントしてやろう」

イチドクはこの屈辱を誰かに味あわせたいだけだ

「よし、着てみるか」

そして少し経ち

ライスはバニースーツを着た

「あれ? 胸辺りが少しキツイな」


─イチドク─

もしかして……これは嫌味なのか?


「Cカップ……」

ヒメアは呟いた

「本当、目見えないのが残念だね」

シラユキは残念がる

「しかしこのバニースーツ……イチドクたんの匂いが」

「いや、気持ち悪いこと言うな!」

「あー幸せ……一生着てたい」


─トルテ─

ライスちゃん……なんかえっち


そんな時だった

部屋の扉は開いた

「あなた達……何やってるの?」

扉を開けたのはメラアだ

「メラアちゃん……」

トルテは名前を口にした

「誰だ?」

ライスは聞いた

「私はメラア。ここに住んで早五年。ゲーションと戦ってるわ。あいつら無限に湧いてくるんだもの」

「ゲーション?」

「ゾンビみたいな化け物よ。ここに来るまでに一度は見なかった?」

「あー、見た」

「私は見てないな」

とイチドクは返した

「まあとりあえず化け物がいるの。んで、あなた達なんか増えすぎてない?」

「えへへ」

ヒメアは笑う

「とにかくね、私はこの五年ゲーション以外の生物? を見ていない。つまり、ゲーションがなぜ無限に湧いてくるのか不明なのよ」


─シラユキ─

ゲーションを作っている人間とパーティー主催者が同じだと仮定するならば糸が結ばる

姿を現さない黒幕という共通点

そしてゲーション作り出すことは可能でも、ゲーションをこの島に沸かせることは、この島にいないと不可能


「この島に主催者は来ている。そして主催者は私達を殺せるチャンスを待っている」

「主催者? そういえばあなた達、ここ五年人の来ていない島に急に来たわよね。しかもこんなに沢山。パーティーでも行われるっていうの?」

「その通り」

ライスは答えた

「合ってるのかよ……」

そしてメラアは扉を閉めた

「とにかく、この島に食料なんてないわよ? 早く出ないと全員餓死する」

「おいおい、森に果物やら動物やらいるだろ? 食料のない森なんてあってたまるか」

ライスの言葉にメラアは返した

「確かにあるわ。でもゲーションの影響なのか、この森のものを食べるとゲーションになるのよ」


─イチドク─

つまりウイルスか?

じゃあゲーションなんて呼ばずに、もうゾンビでいいじゃねえか


「なるほどな……。しかし船はない……まさか!? 私達を餓死させる気か!?」

そうライスは考えた

「飢餓反対!」反対するヒメア

「よし、今日にでも船を出そう」

「それより先に船を作ろう!」

「よし、それはヒメアに任せる」

「ふぁっ!? 任された……なんて言うと思ったか」

「はっはっはっ! よし、船は私が作る」

と会話をするヒメアとライス

シラユキはメラアの方を見ていた

イチドクはメラアにリボルバーのエアガンを向けた

それに気づくトルテ

「えっ、ちょ、イチドクちゃん!?」

「あら、その銃……なんの……」

メラアは何かに気づいた

「これは……その……」

イチドクは問いただす

「食料のない島でお前はなぜ五年も生きている?」

「そ……それは……」メラアは焦っていた

「そう、私は長く住みすぎてあれに慣れたのよ」

「慣れるまでの期間はなぜゲーションにならなかった? ……それとも別のどこかから食料でも送られてきてるのか? なら説明がつくが」

メラアは冷や汗をかく

そしてトルテはトルテを庇うように立つ

「持って、トルテちゃんは私達をゲーションから守ってくれたじゃん……敵なわけ」

シラユキはトルテに聞く

「もしトルテちゃんが仲間を作るとして、信頼できる人と赤の他人のどちらを仲間に入れる?」

「メラアちゃんが私達から信頼を得る為に、あの行動をしたとでも言うのですか?」

「ふふふ その通り。しかしメラアちゃんもまだ若い やり直すことはできるさ」

シラユキは目を見開き笑う

「しかし私の望む回答を貰えないのなら、やり直すことはできなくなる」

「それってどういう……」

トルテは見たこともないようなシラユキの顔に動揺していた

ヒメア含む全員が驚いていた

「さて、主君の名を吐いてもらおうか? 大丈夫。それを言って君が主君に消されることはない」

冷たい風が吹き始めた


─メラア─

完全に口を滑らせた

しかしこの女何者!?

威圧が凄い……てかなんで室内に風が吹いてるのよ


こうなったら


メラアはシラユキに銃を撃ち、逃げた

階段を降り外へと逃げようとしたその時

「えっ……」メラアの足元が凍りついた

メラアが辺りを見渡すと、館全体が凍りついていた

そして後ろからはシラユキが追ってきていた

足のないはずのシラユキだが、氷で足を作り歩いていた

シラユキは階段の上から言った

「メラアちゃーん? 私は手荒なことが苦手でね。ちゃんと質問に答えてくれないと……君を守るどころか、殺す側になってしまう」

シラユキに続いて部屋にいた全員がシラユキに追いつく


─メラア─

ここは嘘をついてでも


「トワラントよ」

シラユキは首を傾げた

「主を庇うのも忠純で可愛いものだが、私は答えを知って聞いたんだ。この意味が分かるかな?」

メラアは酷く怯えた

ヒメアは驚き「知ってたの!?」と言葉が出た

「昔話だ」

シラユキは語り始めた

「私達は超人間手術のデータを見つけた。それと同時に、脳改造というデータも見つかった」

「脳改造……」トルテは圧迫感あるこの空気に緊張していた

「超人間手術は人間の限界を超える手術……サイボーグとかと似たようなものだ。それに対し、脳改造は恐ろしいものであり、私達は脳改造のデータを土の中へと隠した。しかし、脳改造は圧倒的力を得れるものであった故に、全員が全員周りに知られないようにと脳改造を行ってしまった」

シラユキはヒメアの持ってきた車椅子に座る

そして足の氷を解いた

「しかしトワラントだけはそれを行わなかった。なぜなら危険すぎるゆえに使用を心底から反対していたからだ。脳改造……言い換え能力」

「能力!?」ヒメアは背筋が凍った

「そう。今して見せたよう、氷を出したりとかね。しかし力を持ったものが持ってないものを従えれてしまう……というのを危惧し、使うことを辞めた」


─イチドク─

この場合、メラアの主はラスイング

ならラスイングの目的って……


「なあ、ラスイングの目的って、強い能力者を集めて世界を征服するとか……じゃないか?」

イチドクは食いつく

「いいや。力のある能力者同士は、俺が最強だ私が最強だと争う。それを従えることの難しさは、ラスイングも理解しているはずさ」

「じゃあ狙いは……」

真剣な顔で聞くイチドク

「能力者同士の争い。その戦いで生まれる犠牲。これにより混乱した世界……それならば世界征服も容易いと踏んだんだろう。 まあ、あくまで私の憶測に過ぎないけどね」

シラユキはメラアを見つめる

「さて、残念だけど、メラアちゃんは人生をやり直せないみたい」

「ま、待って下さい! 流石に殺すまでやらなくても」

トルテは焦り止める

「殺しはしないよ」

「そ、そうですか……」

「お姉ちゃんはそんなことしない」

ヒメアもそう言った

「殺しはしない。でも手首足首全部千切るくらいの償いはしてもらわないと」

「し、シラユキさん……正気になって下さい」

「正気さ」

「おいおい、流石にやりすぎだろ。別に主に忠純なのは悪いことでもないだろうに」

ライスも同意見だった

「殺すなら早く殺しなさい! 生き恥かくくらいなら死んだほうがマシよ」

シラユキはため息をつく

「だから言ったじゃん。殺しはしないって。残念だけど私は殺すのが苦手でね、"生かしておく"がモットーなんだ」

「お姉……ちゃん?」

ヒメアは驚き後ろに尻もちをつく

シラユキは手を叩く

そしてメラアの手首足首を固めた

「さて、ラスイングも私を殺そうとは舐めてくれたね」

「ああっ……くっ、あ"あ"あぁ……」

泣き叫ぶメラア

「フェニックス」

ヒメアは熱風でメラアの氷を溶かそうとした


─メラア─

固い……全く溶けない

このままじゃメラアちゃんが……


光炎流(こうえんりゅう) 一太刀」

その声と同時に外への扉が吹っ飛んび

シラユキの方へと飛んだ

「ん?」シラユキは氷の壁を作り、扉を防ぐ

「言ったろ? 扉の一つ壊せるって」

そう言い入ってきたのはヒカリノだ

レイト、コウジ、ユイもいる

「ったく、……。だが、壊してでも来て正解だったみたいだな」

レイトはそう言い中へと入る

ヒカリノは木刀を持っており、それで扉を壊したと考えるのが自然だ

「よし、おりゃ!!」

ヒカリノはそう気合を入れ、木刀を振り下ろしメラアに付いた氷を破壊した

「うっ……」メラアは疲れ果てたのか倒れた

「次から次へと邪魔を……うんと、メラアちゃんを、どうして庇うのか理解できない」

「お姉ちゃん! まだ二十歳も超えてない女の子だよ? だから少し落ち着いて……」


─ヒカリノ─

イッツ修羅場……めちゃくちゃ修羅場

これは私が口を出していい問題なのか……

だが、まあ殺しは良くないしな。止めるか


「そこの銀髪、あのな、何があったかは知らないが、この子だって反省してるだろ。たぶん」

「反省しても駄目なものは駄目だ。チャンスはちゃんと与えたよ」

「そうか……なら、私が相手をしよう。その間全員逃げておけ」

「よっしゃ任せたよ!」

コウジはメラアを抱え、逃げる

レイトは壁にもたれたまま動かない

「ひ、ヒメアちゃん……どうする?」

トルテは焦って聞く

「トルテちゃんは逃げて。私は……お姉ちゃんを置いてはいけない」

「それなら私も」「駄目、逃げて。そして船を作ってて。私は後で必ず追いつくから」

「う、うん……必ずね」

トルテはそう返事をし、逃げる

「任せた」

と言いライスも階段を降り港へと逃げる

続いてイチドクも逃げた

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