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Hrwad  作者: シフェアル
3章
19/25

再を

それから一ヶ月世間は二つのニュースで持ち切りだった

一つは巨大兵器『ラスデス』が世界を破壊していること

ラスデスとはクローズの兵器であり、数百台はある

人形であり、二百メートルほど

手からはビームが出るのだと

二つ目は日米戦争だ

アメリカは謎に戦争を仕掛けてきた


ここはヒサナキツルギ

ヒサナキツルギはあれから本部を置き換えた

新しく建てられた本部は以前よりも高く、部分四階 地下も四階まである

「さて、そろそろ話してくれませんか?」

エスタは聞いた

ここは地下四階の牢屋

しかし雰囲気は子供部屋であり、パット見牢屋と分かる人はいないだろう

部屋にはエスタと少女が一人

少女は手足を縛られており、口はガムテープで塞がれていた

少女は涙を零さないよう堪えている

エスタは少女に猫耳を着けた

「似合いますね」

少女は首を振り、猫耳を落とす

「気に入りませんでしたか」


─エスタ─

この子がここに来て一週間

この子はヒサナキツルギの欲した洗脳能力の持ち主

しかし我が物にする為、この子自身を調教する必要がある


この子一人でヒサナキツルギ……いいや、世界ですら征服できる

そんな能力を手に入れたのに使えないとは


今はこの子自身自分が能力者と気づいてない

無意識に能力使っていたところを発見


しかし今は大丈夫

頭を強く殴っておいたから、能力は使えない


とエスタは心の中で言った

能力は脳に傷を負わせれば使えなくなる

冷静さを失っても使えなくなる

少女は片方の条件も満たしていない為、使うことは不可能

「そろそろ名前くらい教えてくれませんか?」

エスタは聞いた

しかし少女はガムテープで喋れない

エスタはそれを分かって聞いている

恐怖を植え付けるため

「んんっんんっ」

少女は何かを訴えかける

しかしエスタには理解できない

「どうしましたか?」

「んんんっ」

エスタは少女の頭を優しく撫でる

「私たちに協力してくれますか?」

エスタは再び少女に猫耳を着けた

エスタは電話を掛けた

電話は繋がる

「どうした?」

ルシファーが出た

「そちらどうですか?」

「何も変化は。次は地下に行ってみるよ」

「分かりました」

そして電話を切る

「さて、にしてもクローズも厄介ですが、一番厄介な敵が来ていることも忘れてはいけないですね」

エスタは少女の方を向く

エスタは銃を取り出し、銃口を向ける

「あなたの家族は生きています。開放してほしいなら手伝って下さい」

エスタはガムテープを剥がした

「家族……別に殺していいよ」

エスタはサカツキに電話を掛けた

「どした?」

「例の子の家族は始末して大丈夫です」

と言い切った

「交渉材料が無いってのも困りますね。しかし家族と不仲なんですか?」

と聞くが少女は黙ったまま

「あの……」

少女は口を開く

「はい?」

「トイレ……行きたいんだけど」

エスタは少女のお腹をつついた

「ああっ……そんなことしたら」

少女は尿を出してしまった

「ひ、酷い……私もうお嫁に」

少女は顔を赤らめた

エスタはその表情を眺め楽しんでいた

その時、エスタの後ろに誰かが現れた

「ったく、いじめてどうするんですか?」

と現れたのはマカロンだ

「いじめ……? あー、すみません。にして、マカロンがエングラン以外と話すなんて珍しいですね」

「エングラン様に任されたんですよ。あなたのことを」

「そうですか。にしても見て下さい。可愛いと思いませんか?」

「狂ってるんですか? まあとりあえず、ちゃんと任務は遂行してくださいね」

「分かりました」

マカロンは消えた

「では名前を教えて下さい」

エスタは未だ聞き出せてない名前を聞く

「名乗るならあなたからじゃない?」

「そうですね。エスタです。あなたは?」

「……マオ」

少女は小さく名乗った

「そうですか。しかしマオさんは中学生くらいですか?」

「そ、そうだけど」

エスタはマオの写真を撮った

「この屈辱的な写真を拡散されたくなければ……手伝って頂けますよね?」

「っ……そんな……なんて酷い奴らなの」

「まあいいです。とりあえずシャワー浴びに行きましょう」

そしてエスタはマオを抱え、二階風呂場へ

風呂場は広く、こちらは女湯だ

エスタはマオの髪にシャンプーを馴染ませる

「エスタ……ヒサナキツルギってなんで酷いことするの?」

「本人に聞きますか……」

エスタは溜息をつく

「まあ世界征服が目的ですので、仕方ないです」

「じゃあなんで私だけにこんなこと」

「それは言えません」

エスタはマオの背中を流す

そして湯船に浸かりながら会話をする二人

「にして、何か食事でも食べます?」

「そんなのいらない」

マオのお腹が鳴った

「後で私が何か作って差し上げますよ」

「敵からご飯なんて貰わない」

「全く素直じゃないですね」

そして四階エスタの部屋

「あっと……」

エスタは冷凍庫に一パックの鶏肉しか無いことに気付いた

エスタは鶏肉をフライパンの上に、火を付ける

そして油を上から大量に掛けた

「何作ってるの?」

そう聞くのは椅子に座るマオだ

エスタは答えた

「鶏肉を焼いています」

エスタはスプーンで肉に生姜を塗る

それからしばらく

焼き終わった肉をマオの前に出す

「敵からご飯は貰わないって」

「勘違いしないで下さい。作ったもののお腹が痛くなったので、ここに置いただけです」

エスタはベッドで横になった

マオは用意された肉、そしてナイフとフォークを見ていた

マオはフォークを手に取る

マオはエスタに近づいた


─マオ─

今なら殺せる……

本当に殺していいのかな……

殺すのは駄目って教わったし


マオは目を瞑り一思いに刺そうとした

マオはギリギリで止めた

そしてエスタのスマホを取り出し、自分の写真を消した


─マオ─

何百枚もある……

なんて気持ち悪い人なの


マオはスマホをベッドに置いた


─マオ─

次こそは……

頑張れ私


マオは目を瞑りフォークを振り下ろした

エスタは指でフォークを止める

「捕まえました」

エスタはマオをベッドへ引きずり込む

「きゃっ」

エスタの横へと引き込まれたマオ

横になる二人は向かい合っていた

「肉に罪はありません。食べてきて下さい」

「は、はい」

逼迫するマオ

マオは立ち上がり、フォークで肉を刺す

そしてかぶりつく

ナイフは使わなかった


そしてサカツキとエングランは巨大兵器を待ち受ける


─サカツキ─

目的は兵器に世界を破壊してもらうこと

その後は用済みだ


「なあサカツキ?」

風になびかれつつエングランは聞いた

「どうした?」

「奴らのことはもっと調べるべきだ」

「クローズか?」

「いいや、もう一つの」

「ああ」

エングランは再び聞く

「あと、ルシファー一人では流石に不安だ」

「ん? じゃあマカロンを送らせればいい。お前の命令なら聞くだろ?」

「命令って……。まあそうだな。マカロンをアメリカに送る」


アメリカ カフェ

席にはアカツキが座っていた

「戦争か……」

アカツキは呟く


─アカツキ─

ただ旅行に来ただけで戦争に巻き込まれるとは……

まあ日米いずれにも逃げ場はない

故にどこにいようと変わりない


今は軍人が戦っているが、一般市民もかなり混ざっている

あれではまるで捨て駒じゃないか


その近くで男の声がした

「はっはっはっは! 俺が最強 俺を最強と謳うのならば救い出そう地獄から」


─アカツキ─

ったく、うるさい男だ


そして外からも声が聞こえた

「さて、日本を潰し壊せ! 勝利は我々アメリカにあり!」

男がそう言うと、観衆は「うおー!」と声を上げ出す

そして日本の方へと走っていく


一方ルシファーは

「やはりね。地下にアジトはあったか」

「お前何者だ!?」

無数の見張りに囲まれるルシファー

ルシファーは何も答えずに、体内から爆破させた

これはルシファーの空気を操った技だ

全員死んだ

ルシファーは先へと進む


地上 カフェ

アカツキの近くに座る男は話していた

独り言だ

「俺は見つけてしまった。そう、地下を。地下に広がるは見張りだらけの長い通路。そして俺はそこへ向かおうと思うが、」

「うるさいぞ」

アカツキはそう怒った

「おお、美しき女の子よ。これは俺が伝説になる前の余興だ。ちなみに、俺と付き合うか?」

「断る」

男は少し動揺した

「そ、そうか。まあいいさ、俺の名はドールだ。んじゃ、またどこかで会えたらな」

ドールは外へと出ていった


─アカツキ─

なんだったんだ?


そしてルシファーは進む

「ちょっとルシファーさん、困りますよ」

前に立ちはだかるのはクローズの上層部だ

「ここはクローズのアジトだったのか」

ルシファーは知らないふりをした

「そうですよ。しかし、なぜここにおらっしゃるんですか?」

「そうだな……」

ルシファーは体内から破裂させた

「うぐっ……裏切……」

そして奥から別の上層部が現れた

「メタルアーマー」

上層部はそう言いルシファーの方へ向かってくる

ルシファーは体内破裂をしようとしたが、しなかった

そしてルシファーの猛攻は続くが、全く効かない


─ルシファー─

名の通りメタルアーマーだね

さて、息は吸えるのか


ルシファーは空気を無くした

「すいませんね。私はサイボーグなんで、空気とか不要なんですよ」

「そうか。それは厄介だ」

ルシファーは地下の天井を地上からの風で破壊し、上層部に落とした

砂埃が舞う

地上からは民衆の驚く声が聞こえる

落ちた天井を上層部は払う

「この程度で死ぬとでも思いましたか?」

「いいや、次の技で死ぬよ」

上層部の体に穴が開く

「ぐっ……まさか……なるほど」


─ルシファー─

これは空気を操る能力

故に地上から地下へより多くの空気を持ってくることにより威力を何倍にも上げれる


ルシファーは更に進む

「待て!」

後ろから声がした

ルシファーは振り向く

「お前はここの組織のやつか?」

男は聞いた

彼はカフェにいた男だ

「君がこの組織を壊そうというのなら、僕と同じだ」

「ほう、なら仲間同士仲良く行こうじゃないか」

「群れる気はない」

と言いルシファーは再び進む

そしてルシファーの横にマカロンが現れた

「マカロン……なるほど、エングランが送ってきたって解釈で良さそうだね」

「はい、エングラン様が心配しておられました」

「まあいい」

「っちょっと待て、俺は天才だ。お前らに力があるというなら、俺と組めば敵なしだ」

男は止めた

「既に僕たちに敵はいない。名も名乗らない怪しいやつとは組めないしね」

「ふっふっふ」と男は笑い出す

「俺の名はドール。つまり、俺が最強ってことだ」

「共闘をする気はない。マカロンも来た状況でどう負けろと?」

ドールは笑った

「よし、なら勝手に着いていく。文句はないだろう?」

「好きにしろ」

そして再び進む

前からは無数の敵が現れた

「ファイヤー!!」

敵の一人は炎を吐いてきた

ルシファーは強風で炎を消す


─ルシファー─

やはり、クローズの部下は全員能力者か


「何っ!? 俺様の炎が消えちまった」

そしてルシファーたちの後ろから声がした

「どきなさい! そこの馬鹿たち」

中学生くらいの少女が走ってきていた

ルシファーは溜息をつく

「次から次へと。全く、クローズ程度僕一人で大丈夫なんだけどね」

少女は大剣を振るう

「ヴァルキリーブレイド」

少女は地面に大剣を叩きつけた

地面は大爆発し、敵は全員吹っ飛ぶ

ルシファーは歩き続ける

そして少女の技から生き残った敵が

「おらっ!」ルシファーを鉄パイプで殴った

しかし風のシールドで防がれる

「雑魚は引っ込んでてくれないかな?」

ルシファーは敵を体内爆発させた

少女は目を見開いた

「あなた……その技何よ? なんで敵が死んだの?」

少女は見たことない能力というものに興味津々

「これは能力だ。例えばだけど」

ルシファーは行く先の空気を全て集めた

行く先に待ち受ける敵達の悲鳴が聞こえた

「これで前にいる敵は皆殺し。今は能力社会だよ?」

「そ……そう」

少女は立ち尽くす

「あ、あら、自己紹介を忘れていたわ。ヴァルキリーとでも呼んでちょうだい」

ルシファーは歩き出した

「ちょ、待ちなさい」

ヴァルキリーは後を追う

「こんだけ強いやつがいて、俺もいる。これって勝てるんじゃねえか?」

ドールは呟く

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